...お前はこの醜い女たらしの夢から脱却する日の一日も早く來らむことを祈る心持にもならなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...薄情男! 女たらし!」そのとき杜は...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...「ほんとに貴方は女たらしの方ですわ...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...荒(すさ)みきっていた女たらしの心を打ったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...女たらしにとっては...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...因果(いんぐわ)ね」世の女たらし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女たらしを渡世(とせい)にして居る屑(くづ)のやうな男ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この女たらしめ!」彼はマクシム・ド・トライユ伯爵が調子に乗った相手に侮辱されるに任せておいて決闘になると最初の一発でこの男を仕留めたことがあるのを知らなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これは大和屋の仕業か」「芸はうまいが大和屋は名代の女たらし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...クヴシンニコフって奴がどんな女たらしだか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まず良家の良子女たらしめ...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...絶対に女たらしでもない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...彼女が心の中で良人を「悪党」とか「女たらし」とか呼んで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...それでいて、女たらしです...
三好十郎 「肌の匂い」
...あの大胆な女たらしのような男に...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...どうも女たらしの手代(てだい)にしては...
吉川英治 「江戸三国志」
...女たらしかもしれぬ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「あれで中々の女たらしなんでございますよ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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