...其時の事情と感情とに驅られて我れ知らず奮起するのです...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...奮起するはこの時であると...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...そうしてじッと坐って待っていたところで私の心が仕事へと立ち向うべく奮起する見込みはまずないと自分でも諦めていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...奮起するどころか...
太宰治 「惜別」
...それで哲学者は敢然として「真理」のために奮起するのかと思えば決してそうではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...家中が一致するだけよいかも知れぬし、奮起する人間が、多くなるだけよいかも知れぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...出発の新しい希望が湧いて又奮起するのであつた...
牧野信一 「喜びと悲しみの熱涙」
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