...お金がなくても、たまには奮発して美味しいものを食べたい...
...試合で負けたチームは、次の試合では奮発して勝とうと意気込んでいる...
...クリスマスプレゼントに奮発して高価なバッグを買ってしまった...
...引越しのために、家具や家電を揃えるために奮発しなければならない...
...試験前には、勉強のための参考書や資料に奮発することが大切だ...
...そこを一つ御奮発願いたいので...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...」「四枚とはまたひどく奮発したものじゃないか...
芥川龍之介 「路上」
...今後よほどの奮発をしなければとうていかれらと肩を並べて競争場裡に立つことはできぬ...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...如何に奮発しても朋輩から一歩も二十歩も先んじられるものではありません...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...貴兄御困難のことも大方推量致し居候えども何卒(なにとぞ)出来るだけの御奮発願上候...
高浜虚子 「子規居士と余」
...天下が僕の文をまつは甚だ愉快な御愛嬌で難有く待たれて置いて大に驚ろかす積りで奮発してかきましょう...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...……本当に一つ奮発さつしやれ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...成程それで十分に奮発する事も出来ないのかと思ふと...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...帰りにチップをいつもより奮発して出したら突返された...
寺田寅彦 「チューインガム」
...そこで一つ奮発(ふんぱつ)して...
豊島与志雄 「コーカサスの禿鷹」
...山田へ着いた日直に外宮内宮を参拝して、妙見町に止宿したが、その晩奮発して、古市へ登楼した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...おれももう一度奮発して働いて見ようかと思うんだが...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...無精な私はいつも奮発できなかった...
西田幾多郎 「明治二十四、五年頃の東京文科大学選科」
...旧ヨーロッパの産業と商業は一大奮発の必要がある――もし十六世紀以降のイタリーの産業商業と同じ浮目を見たくなかったら! もしイギリスとフランスが今日のゼノアと同じ運命に立到(たちいた)りたくなかったら!数年ならずしてイングランドからチャグレスへ...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...プスリプスリと燻(いぶ)るような気(きえん)を吐いて、散々人を厭がらせた揚句に、僕は君に万斛(ばんこく)の同情を寄せている、今日は一つ忠告を試みようと思う、というから、何を言うかと思うと、「君も然う所帯染みて了わずと、一つ奮発して、何か後世へ残し玉え...
二葉亭四迷 「平凡」
...大奮発です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...申すまでもなく今一息奮発して校長先生の銅像を立像にしたいという御希望でしたが...
夢野久作 「少女地獄」
...真面目な奮発が起るのも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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