...お金がなくても、たまには奮発して美味しいものを食べたい...
...試合で負けたチームは、次の試合では奮発して勝とうと意気込んでいる...
...クリスマスプレゼントに奮発して高価なバッグを買ってしまった...
...引越しのために、家具や家電を揃えるために奮発しなければならない...
...試験前には、勉強のための参考書や資料に奮発することが大切だ...
...自分も然う成らうといふ奮発心(はげみ)の出ない性(たち)で...
石川啄木 「赤痢」
...聞(き)けば聖書(バイブル)を糧(かて)にする道徳家(だうとくか)が二十五銭の指環(ゆびわ)を奮発(ふんぱつ)しての「ヱンゲージメント」...
三文字屋金平 「為文学者経」
...特に大々奮発いたしまして...
海野十三 「すり替え怪画」
...これ青年の一大奮発を要するところである...
大隈重信 「青年の新活動方面」
...番人のお婆さんに二十サンティム(ざっと三銭だ)のところを五十サンティム奮発してはいって見ると...
大杉栄 「日本脱出記」
...三日目には二フラン五十(三十五銭ばかり)奮発して...
大杉栄 「日本脱出記」
...もしも二十年前に時の政府が奮発して若干の設備を施しそうして今日まで根気よく観測を続けて来ていたのであったら...
寺田寅彦 「新春偶語」
...それでは一番奮発して勉強しようという気が起り...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...出来る限りかかる不潔を避けようためには県知事様でもお泊りになるべきその土地最上等の旅館(ホテル)へ上(あが)って大(おおい)に茶代を奮発せねばならぬ...
永井荷風 「夏の町」
...また大奮発で二両三両と出して毛布の類を買い込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...奮発(ふんぱつ)して長いのを書いてやった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...其所(そこ)のところを一つ御奮発は願われますまいか...
夏目漱石 「道草」
...それは父親が大奮発(だいふんぱつ)で買ってくれた上等の胡弓だった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...じゃあ奮発(ふんぱつ)して一ルーブリ半ずつで買いましょう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これも西洋人の風なりとて無理に了簡(りょうけん)を取り直して銭を奮発し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...策士論客は将軍に謁して一戦の奮発を促がし...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...お送りした草履は、かなり奮発で、今としてはいいものでしたからうれしいと思って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たとえば洋食や支那料理で二十銭から五十銭も奮発すれば...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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