...彼は試合に奮激し、勝利を決めた...
...新しいプロジェクトに挑戦することで、彼女の創造性が奮激した...
...ニュースを聞いて、人々は奮激して戦争を止めるために行動を起こした...
...彼女は演説で聴衆の情熱を奮激させた...
...緊急事態に際して、彼らは奮激して対応にあたった...
...普仏戦争に際しては奮激禁ぜず...
石川啄木 「渋民村より」
...奮激(ふんげき)し...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...自分を奮激させて来たではないか...
太宰治 「惜別」
...山田は奮激の交っているそうした談話に興味を持たなかった...
田中貢太郎 「雨夜続志」
...一朝の奮激の能(よ)く動かす所に非(あら)ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...もっとよくやり、偉大なものを書こうと、奮激した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし彼は奮激と確信とに駆られて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼もいつになく奮激していた...
豊島与志雄 「反抗」
...七月革命も彼をようやく六カ月間奮激さしたのみだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...奮激してる若々しい勇気...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ガステル(訳者注 胃袋を意味する人物)は奮激する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ああ、利己心と義務との激戦において、昏迷(こんめい)し、奮激し、降伏を肯(がえ)んぜず、地歩を争い、何らかの逃げ道をねがい、一つの出口を求めつつ、巍然(ぎぜん)たる理想の前から一歩一歩退く時、後方にある壁の根本は、いかに凄惨(せいさん)なる抵抗を突然なすことであるか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...攘夷党は益々奮激して横浜を襲撃せんと企つる者も出来た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...口々に罵り騒ぐのを聞いていると、切支丹だとか、毛唐だとか、太え奴だ、国を取りに来やがった――とか、黒ん坊同様に一人残らず焼き殺せとか、番所も、船も、ブチ壊せとか、口を極めて、物騒千万な威嚇(いかく)を試みているが、威嚇しながらも、自分たちに相当の警戒があって、二の足を踏んでいるようでもあり、ついには、奮激の虚勢も、悪罵の言いぶりも、やや種切れの気味で、その時分に、鎮守(ちんじゅ)の社から下げて来たらしい太鼓が届くと、それを打鳴らし、やがて、この群集がおどり出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...(再び奮激して)畜生っ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...儂は大いに奮激する所あり...
福田英子 「妾の半生涯」
...後馳(おくればせ)に憤然(やッき)となッて「一生お嫁になんぞ行くもんか」と奮激した...
二葉亭四迷 「浮雲」
...抑圧と搾取とを準備する現在の小学教育はドグマの所産であると奮激し「おれはもっと……して……ぞ!」(原文伏字)と切歯する...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
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