...「それからもう一つ此処を見給え」と博士は第三図のK興奮のところを指した...
海野十三 「キド効果」
...今自分達が出て奮戦しないと...
海野十三 「空襲葬送曲」
...これが最後のチャンスと奮(ふる)い起(た)って立ったのだ...
海野十三 「地軸作戦」
...興奮がそのままくるりと裏返つて悲愁断腸の思ひに変じ...
太宰治 「火の鳥」
...あの興奮はまだ強く胸に残っています...
谷譲次 「踊る地平線」
...トロイアの軍に對して日暮まで飽く迄奮ひ鬪ふを』270 助産の神女...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...果して能(よ)くかくの如くんば、国威は奮興し、材俊は振起し、決して国体を失うに至らざるなり」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...帝国飛行協会はこれを三百にまで漕ぎつけようとして奮起した...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...を揺(ゆ)り豚を奮(ふる)い...
中島敦 「弟子」
...人心地もないほど興奮する新助は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...興奮した顔というのか...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...大いに奮発する者なきに非ず...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...奮然書を擲(なげう)ちたり...
福田英子 「妾の半生涯」
...とても興奮して動転しましたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...いくらか興奮させる点を利用して...
柳田国男 「故郷七十年」
...「おれは名をあげてみせるよ」参吉は珍しく昂奮(こうふん)した口ぶりで...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...不安な昂奮の底流に囚われていたのであった...
夢野久作 「少女地獄」
...身を死地に抛(なげう)ッて奮戦した...
吉川英治 「新・水滸伝」
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