...それに反してその頭は勇ましい興奮をもって熱していた...
有島武郎 「星座」
...奮鬪の價は卑いと云はねばならぬ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...異常な興奮を覚えた...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...大宅君は無罪だ」殿村は昂奮の余り...
江戸川乱歩 「鬼」
...流暢(りゅうちょう)の弁を奮(ふる)う...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...彼は酒の酔ひもさめたと見えて、興奮し、そのために稍強(き)つい、輪郭のはつきりした顔立ちになつて、一心に土手の方を注視してゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そして朝方までいらいらしい神経の興奮しきっている男を...
徳田秋声 「あらくれ」
...聞いて来い」昂奮(こうふん)すると猶(なお)のこと...
徳永直 「眼」
...興奮のはけ口をその場にい合せた相手に求める...
戸坂潤 「思想としての文学」
...径万里兮度沙幕(ばんりをゆきすぎさばくをわたる)為君将兮奮匈奴(きみのためしょうとなってきょうどにふるう)路窮絶兮矢刃摧(みちきゅうぜつししじんくだけ)士衆滅兮名已(ししゅうほろびなすでにおつ)老母已死(ろうぼすでにしす)雖欲報恩将安帰(おんにむくいんとほっするもまたいずくにかかえらん)歌っているうちに...
中島敦 「李陵」
...可憐なる彼ら――可憐は取消そう二人とも可憐という柄(がら)ではない――エー不憫(ふびん)なる――憫然なる彼らはあくまでも困難と奮戦しようという決心でついに下宿を開業した...
夏目漱石 「倫敦消息」
...それに一生懸命さの興奮のせいでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...或日(あるひ)私が大(おおい)に奮発して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...興奮し易い、神經質な人間で、自分の見た夢をきつと幽靈か何かさう云つたものと解釋して、それで吃驚りして騷ぎ出したのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...博士が興奮して叫んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...はるかに人々を興奮させることだろう...
横光利一 「欧洲紀行」
...これさえあれば――私は全くこんなことに興奮するほど...
横光利一 「夜の靴」
...坂東武士の平(たいらの)良持という豪族の子だ」みずからの純潔を奮いたたせるために...
吉川英治 「平の将門」
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