...戦争中には多くの奪掠行為が行われた...
...彼らは町を奪掠して略奪品を手に入れた...
...或日精舍(しやうじや)の奪掠に負けじ心の意氣張づよく神壇近き御燈(みあかし)に煙草つけたる亂行者(らんぎやうもの)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...或日精舎(しようじや)の奪掠(だつりやく)に負けじ心の意気張づよく神壇近き御燈(みあかし)に煙草つけたる乱行者(らんぎようもの)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...支那の歴史有りてより支那北部の民は常に馬に跨って奪掠をする...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...然れども人類の原始は、甚だ遼遠なり、歴史のはじまりし以前、太古遠の時代に於て、奴隷奪掠、婦女奪掠等の風習は、時としては間接に、神話伝播の媒介となりしやも知る可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...明治三十二年間牒を村に派出し良民を勧めて巨額の村債を負ハしめ土地田畑の価を下落せしむる事を謀りて漸村民を貧弱ならしめ以て全村を奪掠せんことを企てたるを第二着とし...
田中正造 「非常歎願書」
...人道上残虐の不幸に遭逢せる者を救ハれ豊饒なる吾等の居村を保持して財産を奪掠せらるゝの災厄を免るゝを得バ...
田中正造 「非常歎願書」
...奪掠者ぢやないか...
種田山頭火 「行乞記」
...あまり評判のよくないほうで有名なローマの最後の王様タルキヌスがほうぼうで攻め落とした敵の市街からの奪掠物で寺院を建てた...
寺田寅彦 「柿の種」
...その奪掠せられたる各邦の産物と交易〔もしこれを交易というを得ば〕したるのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...いずれにもせよ四百年前回々(フイフイ)教徒のために奪掠せられたる旧都はふたたびその旧主人たるキリスト教徒の手に回復すべきはすでに歴史の眼中に髣髴(ほうふつ)たるを見るなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...わが王わが宰相の奪掠を好む...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...なにがゆえにその大奪掠家たる資格に加うるに商業家の性質をもってせんと欲するか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...強姦奪掠憚らねば...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...強欲者の酒倉を襲って酒樽を奪掠(だつりゃく)するこの泥棒詩人の...
牧野信一 「ゼーロン」
...埋葬品の奪掠(だつりゃく)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...車ぐるみ奪掠していった...
吉川英治 「三国志」
...そうしてそれが畢竟(ひっきょう)労働の成果の奪掠ではなかったか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...所有の権利を説き奪掠の不義を論じて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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