...金剛石(ダイヤモンド)の指環を奪う為に...
芥川龍之介 「上海游記」
...愛は惜みなく奪うものだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...十七人の命を奪うことに成功したのでした...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...決してこれを奪うこと能(あた)わざるものである...
大隈重信 「日本の文明」
...なぜなら、身体疲労し二昼夜も寝食をとらずにきた諸君を迎うるに、道を扼し、橋を撤し、渡船を奪うなど、ほとんど北狄の襲ってくるのに備えるような有様である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...人間の中から「考える」という心を奪う事はできないのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...他の客が奪うようにして買って行く...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...富豪の金穀を奪うて...
中里介山 「大菩薩峠」
...松田の内通でこの石垣山というのへ有名な一夜城を築いて敵味方の胆(きも)を奪うたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その名を与えてその実を奪うの政策に出でたのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一グラムについて六百八十カロリーの潜熱を奪う筈である...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...ひとえにジャスパーペインのお宝を奪うことかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...人の妻を奪うたのという事のみ多く...
南方熊楠 「十二支考」
...源氏の望むように宮仕えに出すことにすれば春日(かすが)の神の氏の子を奪うことになるし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大けがをさせたうえに職業まで奪う...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...」参木は自分の戯れが間もなく女一人の生活を奪うのだと気がついた...
横光利一 「上海」
...暴力をもって権を奪うも...
吉川英治 「三国志」
...「――奪うとしたら先生には...
吉川英治 「新・水滸伝」
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