...お奪(と)られになったということに...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...いかに人間としての基本的な自由をまで奪われねばならぬ如く時代が逆行しつつあるかということである...
峠三吉 「原爆詩集」
...蝦夷(えぞ)を墾(ひら)き満洲を奪い...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...わたしは楽しみを奪われてしまって...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...注意は景色の方に奪われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...次にボーブール街とミシェル・ル・コント街とタンプル街とで三軒の武器商店が略奪された...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...奪(と)られる物のない心易さ...
野村胡堂 「江戸の火術」
...又六は――あの普賢菩薩の尊像を二代目勘兵衛から奪(と)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それほどまでに大事に思ふ土地を奪られた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...朝鮮某王陵を発掘して宝物と遺骸を奪い...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...熱暑下で生命源の一つを奪いかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...もしくは互いに争奪しあった宝石だったんです...
松永延造 「職工と微笑」
...たちまち掠奪者の小群が集まり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...用心のかいもなく政見や信仰を異にする反対派に掠奪されたり殺されたりしたのだった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さらに敵の牙城(がじょう)樊川を奪り...
吉川英治 「三国志」
...万一大事な兵糧を敵方に奪われてはと存じ...
吉川英治 「三国志」
...秀吉のうしろを奪(と)るべし)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...まんいち奪うたとしても...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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