例文・使い方一覧でみる「奧」の意味


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...羽は、古來、常に他に壓せられたり...   奧羽は、古來、常に他に壓せられたりの読み方
大町桂月 「十和田湖」

...看護婦はそのとき上(あが)つて來て、「あのさま、食麺麭はどこにもないのださうでございますが...   看護婦はそのとき上つて來て、「あの奧さま、食麺麭はどこにもないのださうでございますがの読み方
鈴木三重吉 「赤い鳥」

...「香(かぐ)の清水」は水錆(みさ)びてし古き御寺の頽廢堂(あばらすだう)のぶかに...   「香の清水」は水錆びてし古き御寺の頽廢堂の奧ぶかにの読み方
薄田泣菫 「泣菫詩抄」

...ふかい朝霧の底に...   ふかい朝霧の奧底にの読み方
太宰治 「道化の華」

...今ではだん/″\滿洲のの方に行かなければ野生人參はなくなつた...   今ではだん/″\滿洲の奧の方に行かなければ野生人參はなくなつたの読み方
内藤湖南 「近代支那の文化生活」

...旦那樣にも樣にも...   旦那樣にも奧樣にもの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...平次は他の奉公人にも逢ひ、先代生前の頃と、今の商賣の樣子まで突つ込んで調べましたが、物事は圓滑に進んで居るといふだけで、店にもにも、何の不都合も不安もありません...   平次は他の奉公人にも逢ひ、先代生前の頃と、今の商賣の樣子まで突つ込んで調べましたが、物事は圓滑に進んで居るといふだけで、店にも奧にも、何の不都合も不安もありませんの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...皆んな私が到らぬから起つたことでございます」方は膝の手を滑らして...   皆んな私が到らぬから起つたことでございます」奧方は膝の手を滑らしての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...出來ることなら表沙汰にはし度くないと思つたが大樣のお言葉に反くわけにも參らぬでな」辯解とも不平とも愚痴(ぐち)ともつかぬことを言ふのです...   出來ることなら表沙汰にはし度くないと思つたが大奧樣のお言葉に反くわけにも參らぬでな」辯解とも不平とも愚痴ともつかぬことを言ふのですの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...の一と間、妾(めかけ)のお小夜の部屋に集まつたのは内儀のお絹と、養ひ娘のお冬の三人...   奧の一と間、妾のお小夜の部屋に集まつたのは内儀のお絹と、養ひ娘のお冬の三人の読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...「私は主人金兵衞を殺さうと思つた、が、親しくなるにつれて、今は氣まで弱くなつてゐる金兵衞の良さもわかり、なか/\手を下せるものではない、――それに私も堂上方に仕へて、風流の道にこそ詳しいが、武藝の方は甚だ怪しく、淺草で五人のやくざを投げ飛ばしたやうな、芝居事なら兎も角、敵呼ばはりをして、主人と刀を合せる氣力もなく、フト思ひついたのは、あの月見の松の仕掛けだ」「――」「主人は八月十五夜にも、松の下で獨り月見をやつた、九月十三日の後の月にもそれをやると聞いて、私は外出といふことにして、人の目の屆かぬ折を覗つてあの松の枝に攀(よ)ぢ登り、主人が松の下で、月を眺め乍ら、苦吟をして居る隙を見計らつて、投げ罠(わな)を投(はふ)り、主人の首に絡んで松の大枝に吊り上げ、その繩を松の大枝に留めて逃出した、主人金兵衞の身體が輕かつたので、これは大した骨の折れる仕事ではなかつた」「――」「私はそのまゝ、此家を去る積りであつたが、松に吊られて苦しむ主人の姿を見、の方から、何んにも知らずに、はしやぐ多與里殿の聲を聞くと、急に自分のする事が恐ろしくなり、木戸からもう一度庭に飛込んで、自分で吊つた繩を自分で初つて主人を助けてしまつた」「――」「私といふものが、何んといふ腑甲斐(ふがひ)ない人間かと、胸をかきむしつて口惜しがつたが、主人始め多勢の人、わけても多與里殿に、心から禮を言はれると、自分のした事も忘れてしまつて、私はもう心の中から嬉しさがこみ上げて來る、――二十年前、父親の受けた辱(はづ)かしめと怨みは、年と共に私の胸から薄れて行くが、たつた今、この私の前でくり返しくり返し言はれる禮の言葉は、私の心を春の水のやうに、潤(うるほ)してくれる」「――」「私は不孝な子であつたかも知れない...   「私は主人金兵衞を殺さうと思つた、が、親しくなるにつれて、今は氣まで弱くなつてゐる金兵衞の良さもわかり、なか/\手を下せるものではない、――それに私も堂上方に仕へて、風流の道にこそ詳しいが、武藝の方は甚だ怪しく、淺草で五人のやくざを投げ飛ばしたやうな、芝居事なら兎も角、敵呼ばはりをして、主人と刀を合せる氣力もなく、フト思ひついたのは、あの月見の松の仕掛けだ」「――」「主人は八月十五夜にも、松の下で獨り月見をやつた、九月十三日の後の月にもそれをやると聞いて、私は外出といふことにして、人の目の屆かぬ折を覗つてあの松の枝に攀ぢ登り、主人が松の下で、月を眺め乍ら、苦吟をして居る隙を見計らつて、投げ罠を投り、主人の首に絡んで松の大枝に吊り上げ、その繩を松の大枝に留めて逃出した、主人金兵衞の身體が輕かつたので、これは大した骨の折れる仕事ではなかつた」「――」「私はそのまゝ、此家を去る積りであつたが、松に吊られて苦しむ主人の姿を見、奧の方から、何んにも知らずに、はしやぐ多與里殿の聲を聞くと、急に自分のする事が恐ろしくなり、木戸からもう一度庭に飛込んで、自分で吊つた繩を自分で初つて主人を助けてしまつた」「――」「私といふものが、何んといふ腑甲斐ない人間かと、胸をかきむしつて口惜しがつたが、主人始め多勢の人、わけても多與里殿に、心から禮を言はれると、自分のした事も忘れてしまつて、私はもう心の中から嬉しさがこみ上げて來る、――二十年前、父親の受けた辱かしめと怨みは、年と共に私の胸から薄れて行くが、たつた今、この私の前でくり返しくり返し言はれる禮の言葉は、私の心を春の水のやうに、潤してくれる」「――」「私は不孝な子であつたかも知れないの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...方を害(あや)めた野郎は誰だえ...   奧方を害めた野郎は誰だえの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...陸と越後との海上の往來のあつたことが分かる...   陸奧と越後との海上の往來のあつたことが分かるの読み方
原勝郎 「日本史上の奧州」

...此家に恥は見するなとて父は深く這入りて...   此家に恥は見するなとて父は奧深く這入りての読み方
樋口一葉 「大つごもり」

...此方(こち)の樣(おくさま)ぐらゐ人(ひと)づかひの宜(い)い方(かた)は無(な)いと嘘(うそ)にも喜(よろこ)んだ口(くち)をきかれるは...   此方の奧樣ぐらゐ人づかひの宜い方は無いと嘘にも喜んだ口をきかれるはの読み方
樋口一葉 「この子」

...」「堅實は、キリスト教徒の第一の義務です、さん...   」「堅實は、キリスト教徒の第一の義務です、奧さんの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

......   の読み方
三好達治 「短歌集 日まはり」

...」「美しいさんのゐらつしやる...   」「美しい奧さんのゐらつしやるの読み方
室生犀星 「帆の世界」

「奧」の読みかた

「奧」の書き方・書き順

いろんなフォントで「奧」


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