...曾祖父は奥坊主を勤めていたものの...
芥川龍之介 「追憶」
...私の家は代々お奥坊主(おくぼうず)だったのですが...
芥川龍之介 「文学好きの家庭から」
...祖父はお城のお奥坊主(おくぼうず)であつた...
芥川龍之介 「わが散文詩」
...所司代(しょしだい)より申越して参りましたか」奥坊主が...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...四淡彩(たんさい)で、雁(かり)を描いた老中の溜(たま)りの間にいた信祝(のぶとき)は、越前が登城したと聞くと「便室へ」と、奥坊主にいって、立ち上りながら、稲葉佐渡守(いなばさどのかみ)へ「頑固者じゃのう」と、微笑すると、両手を突出し、腰を張って、延びをしながら「何(ど)うれ」といって、廊下へ出た...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...その奥坊主の中の誰の作でござんすか...
中里介山 「大菩薩峠」
...「おお大事な薬を忘れていた」鴻山は別な用口(ようぐち)へ廻って、奥坊主の者に、源内秘方の蘭薬を、お千絵にのますことを言いのこして、急ぎ足に裏門の潜戸(くぐり)をぬけ出した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...奥坊主はすぐこれを本丸の小姓頭(がしら)の部屋にもちこみ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...奥坊主(おくぼうず)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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