...森のいちばん暗い奥の奥にはいっていきました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...その奥の奥をきわめた時...
伊丹万作 「広告」
...その答の奥の奥にまた一つの大きい答があるような気がする...
海野十三 「地球盗難」
...ところが奥様はあなたの心の奥の奥まで見透せるんだから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...遊び疲れたヴィナスが森の奥の奥の冷い泉で...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...其奥の奥にあるのだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...果なくつゞく此深林の奥の奥を想う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...十八ここは針(はり)ヶ別所(べっしょ)というところの山の奥の奥...
中里介山 「大菩薩峠」
...一気に北海道の奥の奥...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...丹沢山の奥の奥の...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...平次の言葉の奥の奥には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「サア」手を取って導かれたのは、奥の奥の、美しく整った小室、真珠色の光の漲って居る中です...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...妾を奥の奥のずーッと奥の愛妓(あいぎ)八重(やえ)と差し向かえる魔室に導(みちび)きぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...テーマの奥の奥まで作家の筆がたっぷりとふれられてゆくか行かないか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...山又山のその又奥の奥山に...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...T子の想像の奥の奥に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かくして事件の真相を奥の奥の核心まで看破すると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼が確かめようとした女の奥の奥のものは...
吉川英治 「私本太平記」
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