...香奠がへしに使つたのは僕の考へ...
小穴隆一 「二つの繪」
...「これから社へ行つて香奠(かうでん)を借りてくるからね...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
... 175*奠酒を果し隊中をりすべてに酌み與ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...また奠酒燔肉の禮怠らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...嫩草山の夕奈良は奠都(てんと)千百年祭で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...戦争(いくさ)で死ぬかもしれんから香奠(こうでん)と思って餞別(せんべつ)をくれろ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「あたし御香奠を差上げたいんですけれど...
豊島与志雄 「香奠」
...社長柳北恭シク社主ヨリ賜ハル酒ノ※余ヲ奠シテ...
成島柳北 「祭活字子文」
...香奠(かうでん)の代りだが――」帛紗(ふくさ)のまゝ押しやつたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...借金を返して香奠を持って行った御用聞に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一兩二分と香奠(かうでん)の一朱を懷の中で掴んだまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...香奠のしるしだ」平次は妙に湿っぽい心持になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奠都(てんと)三十年祭が...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...香奠なら今のうちにおくんなさいよ...
広津柳浪 「今戸心中」
...屋台店の密造酒だつてレイマンの氷で冷した灌奠酒よりも旨く飲めるといふものさ...
牧野信一 「山彦の街」
...稲子さんから御香奠を送って下さった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...香奠と思うて今月の俸給の残りの四円を貸してくれんか」「ヘエヘエ...
夢野久作 「近世快人伝」
...香奠(こうでん)十円送ります」という奇特な方や...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
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