...帳面や香奠(こうでん)をしまつしていると...
芥川龍之介 「葬儀記」
...莫大な香奠(こうでん)を供えた...
海野十三 「雷」
...香奠(かうでん)でなくつて一時にそんな金が大杉の手に入るわけがない...
薄田泣菫 「茶話」
...奠酒の式にはじまりて衆人心滿てる時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...香奠は孰(どっち)にしても公に下るのが十五円と...
徳田秋声 「躯」
...一戸から一銭出した村香奠(むらこうでん)の礼を丁寧に述べて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...嫩草山の夕奈良は奠都(てんと)千百年祭で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その記録の中から都を奠める上に就ての必要なる事實を拾ひ出して...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...明治三十一年に奠都(てんと)三十年祭が上野に開かれた...
永井荷風 「花火」
...大灌奠式(ローヤル・カヴァ)を見る...
中島敦 「光と風と夢」
...借金を返して香奠を持って行った御用聞に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――香奠(かうでん)ぢやありませんよ」「荷物の調べが始まるんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御用人の竹林さんは御殿様からという口上付で香奠が一朱...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのお雪坊に達引いてやる香奠も精一杯百五十両ということになるぜ」「ヘッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奠都(てんと)三十年祭が...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...香奠なら今のうちにおくんなさいよ...
広津柳浪 「今戸心中」
...下々(しもじも)の者は御香奠(ごこうでん)を拝領する...
森鴎外 「阿部一族」
...釈奠は春二月と秋八月とに行ふもので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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