...「夢奠何如史事強(むてんいかんぞしじのきょう)...
芥川龍之介 「上海游記」
...莫大な香奠(こうでん)を供えた...
海野十三 「雷」
...奠酒の式にはじまりて衆人心滿てる時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...晴代は二十六日の法要の香奠(かうでん)にする積りで...
徳田秋声 「のらもの」
...香奠の包みが二つ置いてあった...
豊島与志雄 「絶縁体」
...明治三十年頃東京奠都祭当日の賑の如き...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...香奠(こうでん)の代りだが――」帛紗(ふくさ)のまま押しやったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鼻糞(はなくそ)ほどだが香奠まで添えて持って来た八五郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それからこれは少しばかりだが香奠の印――」「人の口眞似をする奴もねえものだ」「勘辨しておくんなせえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一兩二分と香奠(かうでん)の一朱を懷の中で掴んだまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――香奠(かうでん)ぢやありませんよ」「荷物の調べが始まるんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...香奠(こうでん)を忘れちゃいけねえよ」「親方...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっしは財布をたたいて香奠(こうでん)を置いて来ましたがね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...香奠に半分はずんであとは夏の物を出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すなわち酒泉に奠都(てんと)し西涼国を立てたという...
南方熊楠 「十二支考」
...香奠を皆飲んで終(しも)うた人間が...
夢野久作 「近世快人伝」
...東京の近江屋(おうみや)の御主人からお香奠(こうでん)に添えてこのようなお手紙(略)が参りました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...香奠(こうでん)も用意いたして』『はい』『では...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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