...奚(いづくん)ぞよく高踏派の詩人を動さむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...奚家は日に日に貧しくなって来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...彼奚(いずく)んぞ喜んで渡らん...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...塞外都尉(さいがいとい)として奚侯城(けいこうじょう)を守っていた男だが...
中島敦 「李陵」
...しかるに奚(いずくん)ぞ知らん...
新渡戸稲造 「自警録」
...この「奚(ケ)」は「さやけく」の「け」とは仮名の類が違います...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...「奚」がいかなる類に属するかによって「さやけく」と訓(よ)んだのは間違いで「きよけく」と訓まなければならぬときめることが出来るのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...詩吟未満奚嚢底...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...与夫木石而能言者之不可思議奚以異...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...天民貧道など奚疑塾(けいぎじゆく)に居候時分...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...空文は奚(いづくん)ぞ基督教の獅身虫に非(あらざら)んや...
山路愛山 「英雄論」
...「声音」の学発達するに非んば「詩形」奚(なん)ぞ独り発達するを得んや...
山路愛山 「詩人論」
...優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者奚(いづくん)ぞ目眩し心悸(しんき)せざるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
...胸中自家の主義を定めて人を上下するが如き者奚ぞ批評の消息を解せん...
山路愛山 「明治文学史」
...彼奚(なん)ぞ容易に父母の邦を棄得んや...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...而も彼れ奚ぞ終に籠中の物ならんや...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...奚(いづくん)ぞ知らん彼が教訓の結果に非るを...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...奚為(なんすれ)ぞ丘(きゅう)が門に於てせん...
和辻哲郎 「孔子」
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