...奚(いづくん)ぞよく高踏派の詩人を動さむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...社友(しやいう)五人を伴(ともな)ひ用意(ようい)の酒食(しゆしよく)を奚奴(しもべ)二人に荷(になは)しめ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「あんたは奚(けい)さんではありませんか...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...四年して奚(けい)家はますます富んだ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...悔ゆとも将(は)た奚(なん)ぞ及ばん...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...伊藤奚疑の二氏が送りかたがた京都見物をするといって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...塞外都尉(さいがいとい)として奚侯城(けいこうじょう)を守っていた男だが...
中島敦 「李陵」
...しかるに奚(いずくん)ぞ知らん...
新渡戸稲造 「自警録」
......
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...その他、文三橋、奚銕生、徐三庚、趙次閑、楊龍石、王石香、呉讓之、などといふ明清の文人たちの刻したものである...
堀辰雄 「我思古人」
...与夫木石而能言者之不可思議奚以異...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...奚疑塾(けいぎじゆく)にあつた頃は貧窶(ひんる)甚しかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...奚疑塾は北山の家塾である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...そこで奚疑塾(けいぎじゆく)に學んだ壽阿彌は甥と書せずして姪と書したものと見える...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...奚ぞ詩人が因つて以て其声を擬すべき粉本ならずとせんや...
山路愛山 「詩人論」
...優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者奚(いづくん)ぞ目眩し心悸(しんき)せざるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
...胸中自家の主義を定めて人を上下するが如き者奚ぞ批評の消息を解せん...
山路愛山 「明治文学史」
...彼れの議論奚(いづくん)ぞ光焔あり精采あるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
便利!手書き漢字入力検索