...奚ぞよく高踏派の詩人を動さむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...「あんたは奚(けい)さんではありませんか...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...奚家は日に日に貧しくなって来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...彼奚(いずく)んぞ喜んで渡らん...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...爰は奚の形似によりて訛れるなるべし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...塞外都尉(さいがいとい)として奚侯城(けいこうじょう)を守っていた男だが...
中島敦 「李陵」
...しかるに奚(いずくん)ぞ知らん...
新渡戸稲造 「自警録」
...『万葉集』の第七巻の歌 (一二三九番)に「浄奚久」とあるのを「サヤケク」と訓してあります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...その他、文三橋、奚銕生、徐三庚、趙次閑、楊龍石、王石香、呉讓之、などといふ明清の文人たちの刻したものである...
堀辰雄 「我思古人」
...爾(なんじ)奚(なに)する者ぞ...
南方熊楠 「十二支考」
...詩吟未満奚嚢底...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...与夫木石而能言者之不可思議奚以異...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこで奚疑塾(けいぎじゆく)に學んだ壽阿彌は甥と書せずして姪と書したものと見える...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...「声音」の学発達するに非んば「詩形」奚(なん)ぞ独り発達するを得んや...
山路愛山 「詩人論」
...優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者奚(いづくん)ぞ目眩し心悸(しんき)せざるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
...彼れの議論奚(いづくん)ぞ光焔あり精采あるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
...彼奚(なん)ぞ容易に父母の邦を棄得んや...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...而も彼れ奚ぞ終に籠中の物ならんや...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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