...奔馬を見ると、元気が出てくる...
...あの人は何かに追われているような奔馬のようだ...
...近年、競馬場で奔馬を見る人が増えている...
...山の上を奔馬のように駆け抜けた...
...チャリティーオークションで奔馬の絵画が高額で落札された...
...突然水ぎわに走りよった奔馬が...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...捲き込まれてから約二百八十海里くらいというものは奔馬のごとく一気に押し流されてしまったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その風鬢(びん)をかすめて過ぎつと思うほどなくまっ黒き海の中央(まなか)に一団の雪わくと見る見る奔馬のごとく寄せて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...八五郎は奔馬(ほんば)のやうに飛び出してしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...驍勇走りて奔馬に及ぶ...
南方熊楠 「十二支考」
...毎年消え残りの雪が白い奔馬形を現わす...
南方熊楠 「十二支考」
...父のは奔馬性とかいう悪性のものだったそうで...
山本周五郎 「季節のない街」
...俵屋宗達の平治合戰屏風にある奔馬はみな關東平野産の馬のすがたをよく心得て描いてあるとおもふ...
吉川英治 「折々の記」
...奔馬のまえに屈みこむ美人を轢(ひ)き殺してゆくほど勇気のある馭者はかつてなかった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...――奔馬の前の危険な強請(ゆすり)も...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...奔馬狼兵(ほんばろうへい)...
吉川英治 「三国志」
...奔馬と狂兵にひかれてゆく龍車は...
吉川英治 「三国志」
...その奔馬(ほんば)を引止めるのに汗をかいた...
吉川英治 「三国志」
...いよいよ奔馬(ほんば)は近づいてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...伊那丸(いなまる)の本陣雨(あま)ヶ岳(たけ)をでた奔馬(ほんば)「項羽(こうう)」...
吉川英治 「神州天馬侠」
...奔馬(ほんば)を飛ばしてゆく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...此処は」奔馬(ほんば)の脚を...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は、顔まで、鳥肌になり、唇のふるえを噛んだまま、その足で、大結ノ牧の方へ、奔馬みたいに、逃げて行った...
吉川英治 「平の将門」
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