...假りの契りにも馴染はある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...「かならずと契りし君が来まさぬに強ひて待つ夜の過ぎ行くは憂し」と...
薄田泣菫 「茶話」
...4.かるが故にとはの契りを換さんとするものは...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...竹姫後日を契り申ければ帝空く返玉う...
高木敏雄 「比較神話学」
... 820イデーの丘に人間と契りて彼を生れしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...力ある神と契りし女性をば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あの山の夜――大殿のために一手柄を立て、かねて、契りもしようと、二股をかけたが――いつかは、知れること、と思うと、打明けようか、明けまいか...
直木三十五 「南国太平記」
...最初の夜の契りを盗みました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...二世の契(ちぎ)りをしたといふ話――」「二世の契りは古風で宜いな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お米の身体を借りて金三郎さまと契りました...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...かくて虎十七歳十郎二十歳の冬よりも三年が間偕老(かいろう)の契り浅からず云々」とありと引いた...
南方熊楠 「十二支考」
...優婆塞(うばそく)が行なふ道をしるべにて来ん世も深き契りたがふなとも言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「いかさまに昔結べる契りにてこの世にかかる中の隔てぞわからない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...命こそ絶ゆとも絶えめ定めなき世の常ならぬ中の契りをこんな歌を書いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...絶えぬべき御法(みのり)ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中の契りをと書いて紫の女王は送った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この名によって契りあったのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そういう精神のつながりによってより堅くより永い契りをかわそうと希望したのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...妹背の契りを結ぶ者は有り得なかつた...
柳田國男 「家を持つといふこと」
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