...再びあすの事を契りおきて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...関野が子の感応丸と互に契り...
高木敏雄 「比較神話学」
...昔せしわがかねごとの悲しきはいかに契りし名残(なごり)なるらんと云う歌が載っているのは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...そこに仙女に契り逢ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...契りとは、私だけのものではない...
外村繁 「夢幻泡影」
...貴下様との間には?」「契り申しました」そう云って...
直木三十五 「南国太平記」
...百年の契りは誠に空しくなりぬ...
樋口一葉 「琴の音」
...『熊野略記』 契りあらば嬉しくかかる折にあひぬ忘るな神も行末の空万乗の至尊をもって...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...優婆塞(うばそく)が行なふ道をしるべにて来ん世も深き契りたがふなとも言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「生ける世の別れを知らで契りつつ命を人に限りけるかなはかないことだった」とだけ言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...絶えぬべき御法(みのり)ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中の契りをと書いて紫の女王は送った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「宇治橋の長き契りは朽ちせじをあやぶむ方に心騒ぐなそのうち私の愛を理解できますよ」と言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またこの最初の契りにおいては最もその失敗をおそれるからである)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最も緊密に結びつき知り合い契り合ったので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろお民のほうからすすんでふかい契りができてしまった...
山本周五郎 「初蕾」
...「くみという女はそばめではないと思うか」――まだ契りはない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その契りのあった機会は考えられないのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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