...そこで今、意識(イデオロギー)のこの重大な特色を一応捨象して、即ちその論理学的契機を一旦無視して、他の一つの特色、契機である処の、夫が一つの歴史的存在物だという点だけを取り出したものを、イデオロギーの社会学と呼ぼうというのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...――技術というもの自身が純技術的契機と経済的契機とを自分自身の二重性として持っているのに外ならない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...人間の思想・認識(又文化)・の歴史的従って又社会的契機と論理的契機とが...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...相互の間に無限の段階の対立をなしているにも拘らず――そして之等の小さい諸対立は歴史が現在に残した諸契機から来るのであるが――...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...第一に自由なる個性の独自性を尊重するかのように見えるアカデミズムの契機にぞくするだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...五代の彭暁註『参同契』である...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...露伴先生の『仙書参同契』の解説をした文章を載せておいた...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...二世を契った殿御の本当の名前も知らなくては心細い」「それはな...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...契沖阿闍梨のは「イ」と「ヰ」...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...契約を結び、契約金を払う...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...「奴隷関係と自由契約関係とあり...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...口惜しさのあまり「そなたと契ろうよ」とかなり正面から哀切にゆき...
宮本百合子 「気むずかしやの見物」
...石坂素道さんのこと近世の国学を興した契沖は...
柳田国男 「故郷七十年」
...滝尾の手によって密契の証文をぬすみだしている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...姉との黙契の下に家出したるものにして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...夫婦の契(ちぎ)りはそのように儚(はかな)いものではありますまい...
吉川英治 「三国志」
...天星地契廟(てんせいちけいびょう)の前で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――その最高の契機を認めるものであった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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