...旁々(かたがた)小野君との黙契(もっけい)もあり...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...わが国では食糧飢餓を契機(きっかけ)に...
高神覚昇 「般若心経講義」
...雷霆の神契りつゝ黄銅鎧ひ神に似るサルペードーンを生みなしぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...相互の間に無限の段階の対立をなしているにも拘らず――そして之等の小さい諸対立は歴史が現在に残した諸契機から来るのであるが――...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...政治的価値の契機と芸術的価値の契機とが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...まったく人間存在の構造内に宿るところの或る一つの契機を意味する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...私の方は五百年越の契りでは御座いませんか...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...二度めは明治二年十一月十二日付で「英国最高バス勲位」ホレーシォ・ネルソン・レーと天皇の名において契約した鉄道公債またはロンドン公債とよばれている英貨一〇〇万ポンド公債で正式の名称は「日本帝国政府英貨百万ポンド関税公債」というのである...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...邦文タイプで打った契約書と...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ここへ来たのは契約するためでしょう」メイフィールドが冷静に言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...竹は万代を契るものといわれています...
牧野富太郎 「植物記」
...表象感情意志の作用の悉くを自己の契機として含む現實的な...
三木清 「認識論」
...或は文化の他の諸契機との矛盾に於て現はれたのでなく...
三木清 「歴史哲學」
...個々の要因や契機(けいき)をとらえて...
矢部貞治 「政治学入門」
...一死の契(ちぎ)りは常にこうなのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...妾が契約の最期の営業を終えたときは夜も白々と明け渡っていたのです...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
...――その最高の契機を認めるものであった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...がその釈放の実現せられた途端にピサロは契約の無効を宣言し...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索