例文・使い方一覧でみる「奎」の意味


スポンサーリンク

...「堂」が誰であるかも知らない幸子は...   「奎堂」が誰であるかも知らない幸子はの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...顧みて山縣侯の系統を見よ、現内閣に於ては、清浦吾、曾禰荒助、桂太郎の三氏固より侯の直參たり荒川顯正子の如きは、世人或は伊藤系統に屬するものなりと想像するものあれども、子は夙に山縣侯の推挽によりて漸く顯要の位地を占めたる人なるを以て、若し兩侯兩立せざるの時あらば、子恐らくは、伊藤侯に背くも山縣侯に背く能はず青木周藏子の傲岸不遜は、伊藤侯にも井上伯にも忌まるれど、獨り山縣侯は善く之れを容れ、第一次の内閣にも外務大臣の椅子を與へ、今の第二次内閣にも又子を外務大臣と爲す故に子は深く侯を徳として其腹心なるを甘むず...   顧みて山縣侯の系統を見よ、現内閣に於ては、清浦奎吾、曾禰荒助、桂太郎の三氏固より侯の直參たり荒川顯正子の如きは、世人或は伊藤系統に屬するものなりと想像するものあれども、子は夙に山縣侯の推挽によりて漸く顯要の位地を占めたる人なるを以て、若し兩侯兩立せざるの時あらば、子恐らくは、伊藤侯に背くも山縣侯に背く能はず青木周藏子の傲岸不遜は、伊藤侯にも井上伯にも忌まるれど、獨り山縣侯は善く之れを容れ、第一次の内閣にも外務大臣の椅子を與へ、今の第二次内閣にも又子を外務大臣と爲す故に子は深く侯を徳として其腹心なるを甘むずの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...夜小川氏松戸市傳染病研究所勤務醫學博士近藤三氏を伴來りて病を診察す...   夜小川氏松戸市傳染病研究所勤務醫學博士近藤奎三氏を伴來りて病を診察すの読み方
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」

...松本堂(けいどう)らの浪士と一緒になってまた大和の国へ逆戻りをして来たものです...   松本奎堂らの浪士と一緒になってまた大和の国へ逆戻りをして来たものですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...あの喧嘩の一幕を納めた松本堂の意気が面白い...   あの喧嘩の一幕を納めた松本奎堂の意気が面白いの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「猟師はどこへ行った」「逃げたかな」「逃げたようじゃ、逃げて訴人(そにん)でもしおると大事じゃ」「いいや、訴人したとて恐るるに足らん、藤堂の番所までは六里もあるだろう、ゆるゆる腹を拵(こしら)えて出立する暇は充分」「よし十人二十人の討手が向うたからとて、かくの如く兵糧(ひょうろう)さえ充分なら、何の怖るることはない」「とかく戦(いくさ)というものは、腹が減ってはいかん」「古いけれども、それが動かざる道理」「それにしても、中山侍従殿には首尾よく目的のところへお落ちなされたかな」「こころもとないことじゃ」「十津川を脱(ぬ)けて、あの釈迦(しゃか)ヶ岳(たけ)の裏手から間道(かんどう)を通り、吉野川の上流にあたる和田村というに泊ったのが十九日の夜であった」「その通り」「中山殿はじめ、松本堂、藤本鉄石、吉村寅太郎の領袖(りょうしゅう)は、あれから宿駕籠(しゅくかご)で鷲家(わしや)村まで行った、それから伊勢路へ走ると先触れを出しておいて、不意に浪花(なにわ)へ行く策略であったがな」「彦根の間者が早くもそれと嗅(か)ぎつけて、大軍でおっ取り囲んだ――吉村殿と、安積(あづみ)五郎殿が一手を指揮して後方の敵に向うている間に、藤本、松本の両総裁が前面の敵を斬り開いて、中山卿を守護してあの場を落ち延びたが、さて危ないことであった」「そこを落ち延びると、忽(たちま)ち紀州勢が現われて藤本殿はあわれ斬死(きりじに)じゃ...   「猟師はどこへ行った」「逃げたかな」「逃げたようじゃ、逃げて訴人でもしおると大事じゃ」「いいや、訴人したとて恐るるに足らん、藤堂の番所までは六里もあるだろう、ゆるゆる腹を拵えて出立する暇は充分」「よし十人二十人の討手が向うたからとて、かくの如く兵糧さえ充分なら、何の怖るることはない」「とかく戦というものは、腹が減ってはいかん」「古いけれども、それが動かざる道理」「それにしても、中山侍従殿には首尾よく目的のところへお落ちなされたかな」「こころもとないことじゃ」「十津川を脱けて、あの釈迦ヶ岳の裏手から間道を通り、吉野川の上流にあたる和田村というに泊ったのが十九日の夜であった」「その通り」「中山殿はじめ、松本奎堂、藤本鉄石、吉村寅太郎の領袖は、あれから宿駕籠で鷲家村まで行った、それから伊勢路へ走ると先触れを出しておいて、不意に浪花へ行く策略であったがな」「彦根の間者が早くもそれと嗅ぎつけて、大軍でおっ取り囲んだ――吉村殿と、安積五郎殿が一手を指揮して後方の敵に向うている間に、藤本、松本の両総裁が前面の敵を斬り開いて、中山卿を守護してあの場を落ち延びたが、さて危ないことであった」「そこを落ち延びると、忽ち紀州勢が現われて藤本殿はあわれ斬死じゃの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...風は堅硬な岩の角に切り裂かれて...   風は堅硬な岩の奎角に切り裂かれての読み方
中村清太郎 「ある偃松の独白」

...金澤町の庵(けいあん)といふ五十年輩の坊主頭でした...   金澤町の奎庵といふ五十年輩の坊主頭でしたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...「庵先生、これはどうしたことでせう...   「奎庵先生、これはどうしたことでせうの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...字輔...   字奎輔の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...輔得疾...   奎輔得疾の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...書肆は銀座三丁目章閣(けいしやうかく)山城屋政吉に候...   書肆は銀座三丁目奎章閣山城屋政吉に候の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...「矢島先生吾(けいご)」と書した尺牘(せきどく)数通(すつう)が遺(のこ)っている...   「矢島先生奎吾」と書した尺牘数通が遺っているの読み方
森鴎外 「渋江抽斎」

...木戸松菊や清浦堂にしろ...   木戸松菊や清浦奎堂にしろの読み方
吉川英治 「折々の記」

...黄をもてなした...   黄奎をもてなしたの読み方
吉川英治 「三国志」

...すると黄は、その卑怯を叱るように眦(まなじり)をあげ唇をかんで、「自分の父の黄(こうえん)は、むかし李(りかく)郭(かくし)が乱をなした時、禁門を守護して果てた忠臣です...   すると黄奎は、その卑怯を叱るように眦をあげ唇をかんで、「自分の父の黄は、むかし李郭が乱をなした時、禁門を守護して果てた忠臣ですの読み方
吉川英治 「三国志」

...黄は聞くと、膝を打って、「ほかならぬ将軍のこと...   黄奎は聞くと、膝を打って、「ほかならぬ将軍のことの読み方
吉川英治 「三国志」

...心がらが良くないので叔父の黄が承知してくれない...   心がらが良くないので叔父の黄奎が承知してくれないの読み方
吉川英治 「三国志」

「奎」の読みかた

「奎」の書き方・書き順

いろんなフォントで「奎」


ランダム例文:
小腕   頭の先から足の先まで   片上  

【待望の機能】手書き風日本語フォントが「縦書き」に対応!和風デザインに無料活用

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
五分五分   情熱大陸   勢力圏  

スポンサーリンク

トップへ戻る