...それが正しき途であるとき自己の一身を犧牲にして民族の欲求に奉仕する覺悟を缺くならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その對象に奉仕する所以の途であると思惟する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...故に我等は單に長上に奉仕するのみならず...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自分たちの仲間のために奉仕すること...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...もしも治癒したらその後ずっと奉仕すると約束させられた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...さうすると地方政府の役人に奉仕する爲に小間物屋も出來れば機屋も出來ると云ふ譯で一種の町が出來る...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...あなたは真理に奉仕する偉大な人ですから...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...宗教上の務めを守り神や坊主どもに奉仕するということだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...正に知識が組織機構の形で政治に奉仕する実験をしている...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...神前に奉仕する敬虔(けいけん)な職務ということにならねばならないのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう奉仕する必要は無い」「お言葉通りにいたします...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...これは昔朝廷で大嘗会とかああいう儀式のある時に奉仕する人が着る上衣に...
牧野富太郎 「植物記」
...奉仕する愛の童神たちのように...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...それにおれは毫(ごう)も「社会」に奉仕することなく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...更衣は初めから普通の朝廷の女官として奉仕するほどの軽い身分ではなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝はお召(めし)かえを奉仕する人をお呼びになって出てお行きになった部屋には...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...奉仕する役目を持たせていたのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そこで歌詞の束縛の最も少ない唄――歌詞がむしろ踊りに奉仕する唄が求められる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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