...併しこれも亦隣人に奉仕する生活といふことを得るか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それが正しき途であるとき自己の一身を犧牲にして民族の欲求に奉仕する覺悟を缺くならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自己の本質によつて是認せられざるものに奉仕するは奴隷の奉仕である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...さうして凡そ我等自身ならぬものに奉仕するは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...然らば我等の奉仕するを要するところは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...我等の奉仕することを要するは人間の如何なる點にあるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...從つて我等が他の現實的自我に奉仕する道は自ら二途に別れる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...支配階級の利益のために奉仕することが何よりも美徳として賞讃される...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...君主とその君主から俸禄を与えられてそれに奉仕する官人との関係をいったのであり...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...文明に奉仕することである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...君等の奉仕する朝廷へ対しても恐れ多い次第だし...
中里介山 「大菩薩峠」
...更衣は初めから普通の朝廷の女官として奉仕するほどの軽い身分ではなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...奉仕する日々の器でありますから...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...奉仕する役目を持たせていたのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...最も敬虔(けいけん)に山神に奉仕する者が...
柳田国男 「山の人生」
...それは現実においては侵略を是認しそれに奉仕することにほかならない...
矢部貞治 「政治学入門」
...そのうえに私たち婦人にあっては一切の男子の下風に立ってそれに奉仕する絶対の屈従を天命とし...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...王侯に奉仕する戦士とが分離するに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
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