...海底へ捧げ奉る段...
泉鏡花 「海神別荘」
...今こゝに白衣を着て御前に伺候(しこう)し奉る...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...われらの奏問(さうもん)し奉る言葉と同じ言葉もてわれらにも...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...退いて恩裁を待ち奉る可きなりと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...おん身により頼み奉るわれらのために祈り給え」誠一と茅乃とは祈り終わって...
永井隆 「長崎の鐘」
...一日も早くやすめ奉る心になれ...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...恥辱を忍んで法に遵(したが)う皇儲(こうちょ)とを与えられたる至大の恩恵を感謝し奉る」と叫ばれたという事である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...釈迦如来涅槃に臨んで大迦葉に付嘱した法衣を持って弥勒仏に授け奉る...
南方熊楠 「十二支考」
......
宮沢賢治 「疾中」
...院を悲しむ心の慰めにはせめて匂宮へでも消息を奉ることだ」と言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...或いは神に召されて優れたる御子を産み奉るべしという伝統的の空想を...
柳田国男 「山の人生」
...執権の君に奉る献上のおん犬と知ったれば...
吉川英治 「私本太平記」
...正成がどう答え奉るかに...
吉川英治 「私本太平記」
...そして帝を奪い奉ること...
吉川英治 「私本太平記」
...公儀の御憐憫(ごれんびん)にお縋(すが)り申し奉る事だ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...南無阿弥陀仏を一音にとなえ奉る日のあることを!」「笑わすな!」弁円が...
吉川英治 「親鸞」
...天皇を擁(よう)し奉る公卿との対立が...
吉川英治 「源頼朝」
...本尊仏にむかい奉るといえども...
吉川英治 「宮本武蔵」
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