...観光地で奇観を見た...
...彼女は素晴らしい奇観を見せてくれた...
...温泉に行って、奇観を楽しむ...
...電車の窓から見える奇観に驚いた...
...奇観を見るために、旅行に出かけた...
...奇観と云へば、まああの位、奇観はありますまい...
芥川龍之介 「猿」
...何時(いつ)か古今奇観(ここんきくわん)を読んでゐたら...
芥川龍之介 「本の事」
...古代の美術・奇観...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...奇観(きかん)であった...
海野十三 「人造人間の秘密」
...また一奇観ではあるまいか...
太宰治 「親という二字」
...決して一代を風靡(ふうび)するやうなすぐれた奇観を呈することは出来ない...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...そう頑張(がんば)っていてはついには正宗の名刀で速射砲と立合をするような奇観を呈出するかも知れません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...すこぶる奇観でしたよ」森本はこんな話をしながら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その性質として上へ上へと立ち登るのだから主人の眼もこの煙りの髪毛(かみげ)と縺(もつ)れ合う奇観を落ちなく見ようとすれば...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ほとんど全部が胴腹に U.S.A. と合衆国のマークがついているのは奇観である...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...滝は煙のやうに下から噴きあげてゐる奇観を呈し...
牧野信一 「滝のある村」
...現に芸者や娘に私生児を生ませ母子ともピンピン跳ねているに父は神と祠(まつ)られいるなど欧米人は桜よりも都踊りよりも奇観とするところだ...
南方熊楠 「十二支考」
...その中に希代の大老樹また奇観の異植物多し...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...真奇観也...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大小無数の峰の錯落とした奇観に対して千頂山または千華山と呼ばれる名が今は千山と略称されてゐるのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...糊目(のりめ)正しい裃(かみしも)の供侍(ともざむらい)がズラリと埋(うず)まったところはまことに奇観です...
吉川英治 「江戸三国志」
...路傍にひざまずくといった風な奇観も珍しくはないという...
吉川英治 「私本太平記」
...おかしいような奇観であった...
吉川英治 「新書太閤記」
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