...観光地で奇観を見た...
...彼女は素晴らしい奇観を見せてくれた...
...温泉に行って、奇観を楽しむ...
...電車の窓から見える奇観に驚いた...
...奇観を見るために、旅行に出かけた...
...実に近世神話史上の最大奇観なるも...
高木敏雄 「比較神話学」
...決して一代を風靡(ふうび)するやうなすぐれた奇観を呈することは出来ない...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...実にかくのごとき兵備なるものはわが第十九世紀の一大奇観というも不可なからん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...其一躍して内閣に入るや復た冷然として一顧を協会に与へざるの奇観あり後藤伯の如きは特に甚しといふ可し其の大言壮語到る処亡国論を唱へ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...臍部の奇観も止みたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...奇観ともなんとも言いようがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...すこぶる奇観でしたよ」森本はこんな話をしながら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...今月は余らなければならん」とすまして抜き取った鼻毛を天下の奇観のごとく眺(なが)めている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...正気で云っているところがすこぶる奇観である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...沼尻橋の展望や岩井洞の奇観や到る処に沢山の勝景がある...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...このジャック・ゼ・リッパアが大もて大流行という呑気至極(のんきしごく)な奇観を呈するにいたった...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...あの雨がこの奇観をもたらせたのだらうと思ふ……...
牧野信一 「蔭ひなた」
...十四世紀の『世界奇観』てふ写本から転載した竜数種で...
南方熊楠 「十二支考」
...ジスレリの『文界奇観(キュリオシチイス・オヴ・リテラチュール)』九版三巻に...
南方熊楠 「十二支考」
...その話はジスレリーの『文界奇観』等にしばしば繰り返され...
南方熊楠 「十二支考」
...あの面(つら)付きでシカメて酢を飲みよるところはナカナカ奇観じゃったよ...
夢野久作 「近世快人伝」
...慌てて憤(おこ)り出すところは奇観じゃないか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...なくても、貴様の顔さえ借りれば、どこでも、酒ぐらいは出す」大男の庄次郎が、水引がけの竹刀をかついで、泣きたそうに、腰を押されて行く態(さま)は、奇観だった...
吉川英治 「松のや露八」
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