...観光地で奇観を見た...
...彼女は素晴らしい奇観を見せてくれた...
...温泉に行って、奇観を楽しむ...
...電車の窓から見える奇観に驚いた...
...奇観を見るために、旅行に出かけた...
...このような奇観をつくり出し得る庭園師の技巧に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私は奇観をそこねないために法被(はつぴ)で出かけることにする...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...奇観(きかん)であった...
海野十三 「人造人間の秘密」
...それは奇観であった...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...この実に珍らしい奇観を作り上げている複雑な条件が一つでも崩れたりすると...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...雪国にうまれたる目にさへその奇観(きくわん)ことばには尽(つく)しがたし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...実に近世神話史上の最大奇観なるも...
高木敏雄 「比較神話学」
...けだし一奇観であろうと想像される...
寺田寅彦 「話の種」
...亦古今無類の一大奇観なりといふ可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...早くなさらないと間に合いませんよ」「そんなに言わなくても今起きる」と夜着(よぎ)の袖口(そでぐち)から答えたのは奇観である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ジスレリの『文界奇観(キュリオシチイス・オヴ・リテラチュール)』九版三巻に...
南方熊楠 「十二支考」
...あの面(つら)付きでシカメて酢を飲みよるところはナカナカ奇観じゃったよ...
夢野久作 「近世快人伝」
...奇観というも愚かである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...政道の奇観(きかん)といわねばならぬ」「いや...
吉川英治 「大岡越前」
...呉と別れていたのは一奇観であった...
吉川英治 「三国志」
...しかし、国粋主義の水戸藩が、南朝の逆臣足利氏の家系と、縁組みするなどとは、ちと奇観である...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...なくても、貴様の顔さえ借りれば、どこでも、酒ぐらいは出す」大男の庄次郎が、水引がけの竹刀をかついで、泣きたそうに、腰を押されて行く態(さま)は、奇観だった...
吉川英治 「松のや露八」
...どうかすると東洋の禅坊主の喝破や隠棲者のつぶやきと一致したりしているのは思想上の奇観でもある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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