...観光地で奇観を見た...
...彼女は素晴らしい奇観を見せてくれた...
...温泉に行って、奇観を楽しむ...
...電車の窓から見える奇観に驚いた...
...奇観を見るために、旅行に出かけた...
...彼自身の子供らしい白(しら)っ子(こ)を肩車(かたぐるま)にしていたのは今日(こんにち)思い出しても奇観である...
芥川龍之介 「文章」
...私は奇観をそこねないために法被(はつぴ)で出かけることにする...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...地球上の奇観(きかん)とちがって...
海野十三 「宇宙尖兵」
...口にたまった粉を吐き出しているところはたしかに奇観である...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...両者が一致して文部省に当るという奇観を呈している...
戸坂潤 「社会時評」
...今だに空也餅引掛所(ひっかけどころ)になってるなあ奇観だぜ」「歯を填める小遣(こづかい)がないので欠けなりにしておくんですか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...フロックはまだ我慢が出来るが白髪(しらが)のチョン髷(まげ)ははなはだ奇観である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...早くなさらないと間に合いませんよ」「そんなに言わなくても今起きる」と夜着(よぎ)の袖口(そでぐち)から答えたのは奇観である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何んという奇観でしょう...
野村胡堂 「悪人の娘」
...想像を絶する奇観でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...なかなか奇観ですよ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あるいは恐ろしさ――あるいは見る者の度胆を抜くこの奇観の心を奪うような感じ――のちょっとした概念をも伝えることができない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...このジャック・ゼ・リッパアが大もて大流行という呑気至極(のんきしごく)な奇観を呈するにいたった...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...美の大なる奇観(ふしぎ)と神秘(なぞ)が滅びたことでございます...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...十四世紀の『世界奇観』てふ写本から転載した竜数種で...
南方熊楠 「十二支考」
...糊目(のりめ)正しい裃(かみしも)の供侍(ともざむらい)がズラリと埋(うず)まったところはまことに奇観です...
吉川英治 「江戸三国志」
...これこそ奇観でなければならぬ...
吉川英治 「剣難女難」
...ちょうど豆板という菓子でも干(ほ)してあるような奇観...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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