...奇癖のある友達がいて、毎回おかしなことを言って面白い...
...彼の奇癖が原因で、仕事がうまくいかなかった...
...奇癖という言葉は、何か普通と異なる癖や習慣を指すことが多い...
...奇癖のある人に対して、差別的な態度をとってはいけない...
...稚気をなしている千百の奇癖のまたの例に過ぎないと思って...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...奇癖4・21無くて七癖といふ程だから...
薄田泣菫 「茶話」
...これは僕の奇癖でね...
太宰治 「斜陽」
...他にこれと云う欠点はないけれども一つ奇癖のあることが知れた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...奇癖の件は雪子に云わないで置くことに相談をきめていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...これは子供の時から覚え初めた奇癖である...
永井荷風 「葛飾土産」
...彼は自分の姓名を非常に嫌ふといふ奇癖の持主で...
牧野信一 「鬼涙村」
...宇宙に対するテレ臭さと憧れから発生した無意識裡の奇癖とは知る由もない義弟は...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...会話の断れ日毎にそんなやうなワラヒ声を挙げるといふ奇癖の所有者であつた...
牧野信一 「沼辺より」
...この老芸人にはさらにさらに奇癖があって常に手淫を好み...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...いつもの好奇癖で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...わたくしは此に俊の一奇癖を補記する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伊沢の門下で枳園楊庵の二人は一双の奇癖家として遇せられていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...(c)奇癖として...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どこに個人の変態な奇癖があり得よう...
柳宗悦 「工藝の道」
...どこに個人の変態な奇癖があり得よう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...わしの猟奇癖(りょうきへき)が例の夜光の短刀の方へ移って行った」「あのお話なら...
吉川英治 「江戸三国志」
...だが彼の奇癖が、こんな商売をやらせたのです...
蘭郁二郎 「足の裏」
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