...簡単な住宅の奇異な点...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この中に一人でも脳の加減が悪くて奇異な幻覚を見るものがあると...
井上円了 「おばけの正体」
...それに、奇異なことは、あの近代娘らしいところが全然なくなって、茶屋か料理屋の、―――而(しか)も余り上等でない曖昧(あいまい)茶屋か何かの仲居(なかい)、と云ったようなところが出ていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...奇異な感じがするのみであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...奇異なことであらう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...234 此奇異なる結末は了解に苦む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...奇異な新しい建築法によって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...奇異なものだった...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...俳優は皆奇異なる鬘(かつら)と衣裳とのために身体の自由を失ひたるものの如く...
永井荷風 「江戸芸術論」
...これに加るに残暑の殊に烈しかった其年の気候はわたくしをして更に奇異なる感を増さしめる原因であった...
永井荷風 「帝国劇場のオペラ」
...そう容易(たやす)くはいくまいよ」こちらの奇異なる武士は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを見ていた奇異なる武士は...
中里介山 「大菩薩峠」
...いささか奇異な、もっと捕捉しがたいものだった...
久生十蘭 「金狼」
...そこを通して奇異な光明を認める者...
宮本百合子 「有島武郎の死によせて」
...奇異な少年のすがたを――小六は今...
吉川英治 「新書太閤記」
...棒の秘術は虎の眸(め)のなかに奇異な幻覚を持たせたにちがいない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何かこの老婦人がローマ法王と喧嘩でもしたことがあるのかといった風に奇異な眼をぼくらの方へあつめていた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...奇異なる事件の機械的作用――もしこんな言葉があるならば――を作り出したこの部屋へ今や白昼に踏み込んで...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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