...奇瑞(きずい)があったとか申していますが...
芥川龍之介 「俊寛」
...「さだめし八幡宮の奇瑞ならんと石をふところに入れ...
薄田太郎 「広島という名の由来」
...衝き刺されるところであった」為作はそれよりも神の奇瑞に心を奪われていた...
田中貢太郎 「放生津物語」
...その奇瑞のあつた時刻が丁度九州に大風が起つて蒙古の船が散々になつた時だつたといふやうな事がありましたが...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...奇瑞(きずい)が絶ゆることがない...
中里介山 「法然行伝」
...この類の奇瑞、信仰数うるに絶えざるものあるも無理がない...
中里介山 「法然行伝」
...最期の時に紫雲が棚引く等の様々の奇瑞が伝えられている...
中里介山 「法然行伝」
...さまざまの奇瑞があって五日の卯(う)の時まで続き...
中里介山 「法然行伝」
...皆それぞれ法然の往生を夢みて一方ならぬ奇瑞を感得している...
中里介山 「法然行伝」
...そして奇瑞の枕の...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それ位の奇瑞(きずい)があったって不思議はねえ」「馬鹿野郎...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...いわゆる弥勒出世(しゅっせ)の第一の奇瑞(きずい)と解し...
柳田国男 「海上の道」
...前後ただ一度の奇瑞のごとく解せられて...
柳田国男 「山の人生」
...早くも奇瑞(きずい)をあらわして味方したもうかと思われたが...
吉川英治 「三国志」
...途中では何かの奇瑞(きずい)があるにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...奇瑞をよろこぶ風である...
吉川英治 「私本太平記」
...不動の化身であったのであろ」「触れ不動だ!」「触れ不動の奇瑞(きずい)であった」と...
吉川英治 「私本太平記」
...奇瑞(きずい)やな」と...
吉川英治 「平の将門」
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