...火事場で活躍している消防隊ほど奇抜なものはない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのうちに彼は甚(はなは)だ奇抜な一銭活動を発見した...
海野十三 「蠅男」
...奇抜な位置に体を持って行って...
谷崎潤一郎 「鍵」
...奇抜な夢を見た、奇抜すぎてをかしかつた、夢中、思慮を失はない自分がうれしかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...何処かあらはし方に奇抜な...
田山録弥 「三月の創作」
...奇抜な考(かんがえ)をいうのでも新しい説を述べるのでもない...
津田左右吉 「陳言套語」
...余はその意匠の奇抜なるに一驚せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...図柄の奇抜なること...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんまり奇抜な泳ぎは出来ません...
槇本楠郎 「プールと犬」
...彼独特な「マクラ」の奇抜な面白さ...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...最も奇抜なのは月樵(げっしょう)の画で...
正岡子規 「病牀六尺」
...張り出した特等席の奥では、整えられたテエブルについて、みんな食べたり飲んだりしているし、張出しのへりのところでは、黒や色の燕尾服を着て、ボタンの穴に大きな菊の花をさした紳士たちが、奇抜な衣裳に、調子外れな髪を結った淑女たちの、白粉を塗った肩のほうへ身をかがめて、なにかしゃべりながら、場内のめまぐるしい群衆を指さしている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...不折(ふせつ)まがいの奇抜な字で...
森鴎外 「余興」
...至って奇抜な同じ例がまだ伝わっていて...
柳田国男 「海上の道」
...首を捻(ひね)って一つ奇抜な名を付けてみようなどと...
柳田國男 「地名の研究」
...見ることのできない奇抜な地形であり...
柳田國男 「地名の研究」
...余りにも奇抜な条件すらも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...奇抜な余興になるかも知れぬと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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