...火事場で活躍している消防隊ほど奇抜なものはない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大変なお転婆がいろんな奇抜な真似をして人目をおどろかしました...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...この世にも奇抜な惨忍きわまる方法を見つけだした柿丘秋郎は室内を跳(は)ねまわって歓喜したことだった...
海野十三 「振動魔」
...奇抜な趣向が考案された...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...小説家の考え出した奇抜な空想的犯罪を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...奇抜な短篇「密室の行者」でもわかるように実に極端な筋を考え出す人である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...私は先にやや奇抜なものとして「隣り村より」と「地蔵の腹より」とを挙げました...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...若い娘と若い男二人がその奇抜な新宅の設備にかかっている間に...
寺田寅彦 「鴉と唱歌」
...「闇汁会(やみじるかい)」や「柚味噌会(ゆみそかい)」の奇抜な記事などもなかなか面白いものであった...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...それも奇抜なものではありませんでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...奇抜なるアルプス登山を企てたが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...中々奇抜な工夫で...
穂積陳重 「法窓夜話」
...やがてこの車を中心にして奇抜なエピソードが生れさうな気がしてならないのだ...
牧野信一 「写真に添えて」
...実はまたこれほど斬新(ざんしん)奇抜なる取合せはないのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...その奥のガラクタ小舎とは不釣合いな奇抜なものに見える...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...モット皮肉で奇抜な例には夢中遊行(むちゅうゆうこう)というのがある...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...些(すくな)くとも鼻の表現の研究上、かのスフィンクスと相対して、最も奇抜な、そして興味津々たるコントラストを見せている事を否定する訳に参りませぬ...
夢野久作 「鼻の表現」
...お話しにならない奇抜な返答なのですが...
夢野久作 「復讐」
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