...彼女はまさに奇才と呼ぶにふさわしい才能を持っている...
...あの芸術家は奇才として有名で、その独特な表現力に驚かされる...
...彼は奇才的な発想力で問題を解決した...
...彼女の奇才的な音楽性には誰もが驚嘆する...
...あの小説家は奇才的な筆致で多くの読者を魅了している...
...この奇利を易々(やすやす)と攫(つか)んだ椿岳の奇才は天晴(あっぱれ)伊藤八兵衛の弟たるに恥じなかった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...椿岳は奇才縦横円転滑脱で...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...蓮杖などよりも率先して写真術を学んだほどの奇才で...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...漣はこういう早熟の奇才子であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...包むに奇才と博識とを以てし...
大町桂月 「小日向臺」
...自分は綱渡りの奇才を深淵の上で実演しているのだと気がつくのだったら――いよいよおもしろい! すべてはやがて好転するだろう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...かれ中原の一奇才韜畧深く密ながら君に向はんすべぞなき...
土井晩翠 「天地有情」
...超世(ちょうせい)の奇才を懐(いだ)き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...和漢古典のあらゆる文辞は『鶉衣』を織成(おりな)す緯(い)となり元禄(げんろく)以後の俗体はその経(けい)をなしこれを彩(いろど)るに也有一家の文藻(ぶんそう)と独自の奇才とを以てす...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...之れを接触融合せしめた文芸上の一奇才である...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...浪曲界の奇才と謳われた先代浪華軒〆友の未亡人で...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...日南感嘆して真に天下の奇才と称揚されたが...
南方熊楠 「十二支考」
...奇才縦横、その熱舌と気魄をもって、白面の一空拳よく十八ヵ国の諸侯をうごかし、ついに、董卓をして洛陽を捨てるのやむなきにまで――その鬼謀は実現を見たが――彼の夢はやはり白面青年の夢でしかなく、はかない現実の末路を遂(と)げてしまうのであろうか...
吉川英治 「三国志」
...軍中の第一奇才たり...
吉川英治 「三国志」
...張松の奇才は実に測り知れない...
吉川英治 「三国志」
...奇才縦横とよく人がいうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...これら何か一芸一能の奇才や豪傑は天(あま)つ星のようにいたことなので...
吉川英治 「新・水滸伝」
...独自な画境をもった奇才だといわれている...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
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