...奇態なことに、別に臭気というものを感じなかったけれど、――それは後に至って、一種の瓦斯(ガス)マスクが懸けられていたので、臭気を感じなかったことが判った――このパッと差し込んだ明るさと、パチパチと物の焼け裂けるような音響とは、八十助に絶望を宣告したも同様だった...
海野十三 「火葬国風景」
...奇態な鍬の打ちかたで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どうもなんだか奇態に見えたからである...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...その甲斐(かい)もなく三十年連続の落選という何の取りどころも無き奇態の人物に御座候えども...
太宰治 「花吹雪」
...一旦則重を鼻缺けにして彼の奇態な性慾的興味が充(み)たされてしまうと...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...といったような奇態な電車である...
寺田寅彦 「軽井沢」
...かてて加えて、奇態な、まるで思いもかけぬいろいろの欲望が目ざめて、彼を苦しめるのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そんだがお内儀(かみ)さん奇態(きたえ)に汚(よご)しあんせんかんね」勘次(かんじ)は最後(さいご)の一語(ご)に力(ちから)を入(い)れていつた...
長塚節 「土」
...これについて奇態(きたい)なことは...
新渡戸稲造 「自警録」
...自分で自分から離れるなどいう奇態な業(わざ)が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...奇態(きたい)なこともあればあるものだ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...どうも奇態きはまる話さ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...やがて、途中にある支流の小川を飛び越えようとした時――全速力で駈けてゐた馬が不意に立ちどまつて、彼の方へ首を捩ぢむけると、奇態なことに、笑ひ声をあげた! そして白い歯並が闇の中で光つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...一種独特な奇態な服装を要求したかとも思はれた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...かかる有徳の人の後にこんな奇態な皇后が出来...
南方熊楠 「十二支考」
...フフフフ」「……………」「……とにかく奇妙奇態だろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「奇態(きたい)な奴らよ」としか思われなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...――えおっッ!奇態な声を発しながら槍を手繰(たぐ)り返すと阿巌(あごん)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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