...奇態に火傷をしない...
高見順 「いやな感じ」
...奇態なものを見つけたゆえ...
太宰治 「地球図」
...奇態な邂逅(かいこう)したところ...
太宰治 「火の鳥」
...何か奇態な啼き声を出す怪しい奴が隠れてゐるとでも思つたのであらう...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...どういうものか蚊帳を見ると奇態に興奮するのであった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...』こんな奇態な提案を...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...もっとも奇態なことには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...僕はますます奇態(きたい)に思って...
新渡戸稲造 「自警録」
...どうも奇態きはまる話さ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...大体こういった類いの紳士、つまり、肥っているでもなければ痩せているでもない紳士に、恋愛の可能性があるかどうかすら疑わしい位であるが、それにも拘らずここには、何かしら奇態な、彼自身にも解釈のつかない、一種不可思議なものがあった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」「奇態なことだよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...同市 Josefvaros 区の警察へ奇態なことを言って訴え出た...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...わけもなく背中に水を浴せられたやうな思ひに打たれて(誰の眼もない隅でそんな奇態な行動をとる自身の姿が青空に嗤はれてゐる気がする!)首を縮めて逃げ出すのであつた...
牧野信一 「籔のほとり」
...『奇態(きたい)だこと...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...やがて愛(あい)ちやんは空中(くうちゆう)に奇態(きたい)なものゝ現(あら)はれてるのに氣(き)がつきました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...眞個(ほんとう)に奇態(きたい)な夢(ゆめ)だこと...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...全体奇態に太り過ぎるのでなかろうか...
南方熊楠 「十二支考」
...野生して今に(およ)んだも奇態だ...
南方熊楠 「十二支考」
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