...見る人と役者とを隔てる何等機械的の工夫もない方が却つて仮面の役者たちをより奇怪なものに思はせるやうである...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...また奇怪なことを発見した...
海野十三 「火星兵団」
...その道具のことを説明すれば彼氏の奇怪な行動がわかるのであるが...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...まさかこんな奇怪なカラクリが蠅男の腕にあろうとはさすがの帆村探偵も気がつかなかった...
海野十三 「蠅男」
...この奇怪な雄弁を聞いてはいなかった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...何れにしても奇怪な事になったものだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...あの奇怪な豚盗人が...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...奇怪な腫物の病人に心残りがして...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...奇怪な行動をとりました...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...その奇怪なる塊(かたま)りを破壊しなければならない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ところが、大衆文芸が(或は時代映画――剣戟映画が)、厭かれはじめながら、なお且、甘ったるい恋愛とチャンチャンバラバラを中心として、その命脈を保っているのはどうしてであるか――思うに、人間には常にかかるアムビシャスな、奇怪な、グロテスクな、謀叛的な、革命的な、そして英雄的なものを要求する傾向――本能の一面があるのではなかろうか...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...あの奇怪な風采(ふうさい)をした少年...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんといふ奇怪な世界へ来たものであらうと...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...――平凡な物の形が自分の心に煽(あお)りたてる空想のあまり奇怪なのに私は驚いた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...一層私の愉快な夢に奇怪な生気を与へてゐた...
牧野信一 「毒気」
...クレムリンの建築は赤黒い刺繍を見ているようで奇怪な面の感じである...
横光利一 「欧洲紀行」
...――この時からナポレオンの奇怪な哄笑は深夜の部屋の中で人知れず始められた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...「御密書とは?」それすら奇怪なのに...
吉川英治 「私本太平記」
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