...大江蘭堂という奇妙な号を持つ探偵小説家があった...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...実に奇妙なことには...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ああいう奇妙な書面を読んでなんとか意見をもらさぬことはないだろう...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...これまで見た事も無い奇妙な形の化石が出まして...
太宰治 「黄村先生言行録」
...じっとしてはいられない奇妙な感激だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...奇妙な調子でいった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...その奇妙な感じを完全に分析して説明する事は到底不可能であるが...
寺田寅彦 「蓄音機」
...奇妙なことに、それを読んだ三年前の季節の部屋の容子とその頃の心のありさままでこまごまと彼には回想されるのであったが、それは殆ど現在の彼と異っていないようでもあった...
原民喜 「冬日記」
...白と黄の奇妙な旗をかかげたその国の船が...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...とても奇妙なことに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...やがて芋畑は世にも奇妙な戦場と化した...
牧野信一 「鬼涙村」
...――やがて突きあたりの襖が開くと衝立の蔭から緋おどしの鎧に身を固めた奇妙な武士がよた/\と現れた...
牧野信一 「籔のほとり」
...これらの人民の奇妙な野蛮な風習...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ずいぶんと奇妙な考えを(あれ程の堂々たる大国やあれ程の能ある人物までが迷わされた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...咳にも冷え込みにも奇妙な混合薬を用いることが癖になった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...赤鸚鵡はこの様子を見て奇妙な声を出して...
夢野久作 「白髪小僧」
...細かな溝を持つ奇妙な三角形の痕跡があり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...奇妙な美しさがあふれている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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