...いかなる奇功(きこう)を立(たて)たるやはかりがたし...
饗庭篁村 「隅田の春」
...古人初めて陳(の)ぶるに臨まば奇功多からざらんを欲す...
田口卯吉 「将来の日本」
...一攫一抓(いっかくいっそう)の奇功を試みざるか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...親分の計略が奇功を奏したのは自分たちの手柄も同じであるといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...防火栓は奇功を奏した...
ゲオルヒ・ヒルシユフエルド Georg Hirschfeld 森林太郎訳 「防火栓」
...是は熱海の澡浴が奇功を奏したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...時々我々の生れながらの力をはるかに超えた奇跡的な奇功(はなれわざ)がある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「大物を捕ったぞ」ここに彼を待って奇功を獲たのは...
吉川英治 「三国志」
...甘寧が昨夜すばらしい奇功を立てて...
吉川英治 「三国志」
...必ず後に奇功を奏しましょう」「誰をやればよいか」「万一...
吉川英治 「三国志」
...「奇功ハ功ニ数(カゾ)ヘズ...
吉川英治 「私本太平記」
...奇功をそうした大館勢は...
吉川英治 「私本太平記」
...むざと奇功(きこう)をあげさせるものではない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...何の奇功もないことを覚(さと)ったらしく...
吉川英治 「新書太閤記」
...よくその「隙」を衝(つ)いて中入りの奇功を奏(そう)したものといえる...
吉川英治 「新書太閤記」
...奇功ヲ見(アラワ)スきっと後々思いあたることがございましょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...城中に入った敵の奇功を察し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鎌倉の威力あっての奇功と思わず...
吉川英治 「源頼朝」
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