...大手をふつてまかり通つた異形(いぎやう)奇体の姿こそ...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...奇体にその見分けがつかなかつた...
芥川龍之介 「南京の基督」
...右手をまっ直に地へ下げるは奇体にも優雅の趣ありと言うべし...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...奇体にこちらの気を打ってくる一振がある...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...自分を奇体な女だと考え...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女のそういう奇体なやや滑稽(こっけい)な出現を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その中に子供らしい奇体な物語があるのだと見ています...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...西の者で南の方から養子に来たものの宅(うち)はどこだと奇体な質問を掛けた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「分ったらよっぽど奇体だわね」と千代子が笑った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...」「五人の者が斯んなに一列に腕を組んで――」また私に奇体な亢奮でもされては困るとでも思つたらしく...
牧野信一 「歌へる日まで」
...奇体に猛烈なあの Fox Trot を踏みながら...
牧野信一 「鱗雲」
...奇体な飄逸味と溢るゝばかりの熱情を持つた化物のやうな弁士ではありませんか...
牧野信一 「「風博士」」
...以上の作品は日を経れば経るほど奇体な光りを放ちながら多くの読書子の渇を医す作品として文壇の空に輝き続ける逸品であらう...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...何となしに彼の筒抜けたやうな奇体な嗤ひ声が思ひ出されたり...
牧野信一 「奇友往来」
...有耶無耶に奇体な平和を感じてしまつて彼と一緒に盃を挙げてしまふのであつた...
牧野信一 「村のストア派」
...どうしてこんな奇体な名前がついたのか...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...じつに奇体に見えました...
宮沢賢治 「かしはばやしの夜」
...模型はがちっと鳴って奇体な船のような形になりました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
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