...珍中の珍、奇中の奇、あたかもハワイ海戦の如き味じゃ...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...気澄眼力旧に倍せる如きは奇中の奇...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...三百余年の今において絶(たゆ)る事なきは奇中(きちゆう)の奇也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その鼻隠しのヴェールに至ってはさらに奇中の奇である...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...写楽が女形(おんながた)の肖像は奇中(きちゅう)の奇(き)傑作中の傑作ならんか...
永井荷風 「江戸芸術論」
...之を看てよろこぶのは奇中の奇を探るもの...
永井荷風 「百花園」
...文珠岩の如きは実(じつ)に奇中の奇(き)たるものなり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
便利!手書き漢字入力検索