...U君は早くもその日のうちにまたまた奇々怪々な出来事にぶつかっているのである...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...その奇々怪々なる相手の姿をとらえた...
海野十三 「空中漂流一週間」
...奇々怪々な光景が悪夢(あくむ)のように眼に映ります...
海野十三 「赤外線男」
...奇々怪々な話であった...
海野十三 「太平洋魔城」
...その翌日からこの矢追村に突然姿を現した奇々怪々なる幽霊事件について...
海野十三 「地球盗難」
...この奇々怪々な謎だけは...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...奇々怪々な作品を書く人はみんな善良な男らしい...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...危険というよりは奇々怪々なものに思えたのだ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...奇々怪々な事がありやした」「又...
直木三十五 「南国太平記」
...七さあこれが奇々怪々な話なんでな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...どんなに奇々怪々な物語を――たとえば「黒猫」とか「蛾」のような物語をかいても...
平林初之輔 「愛読作家についての断片」
...カフェか何かで奇々怪々な身の上話を始める男がいた...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...リアリストとロマンティシズムの奇々怪々な混乱においても...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それはいかにも奇々怪々な話であるばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...況(いわ)んやステーション・ホテルでボーイに金を呉れて十四号室へ案内をさせてから後(のち)の奇々怪々な行動を見たら...
夢野久作 「暗黒公使」
...奇々怪々な精神科学の学理原則の活躍が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...如何に奇々怪々なるプロットを以て正木博士の眼界に……オット違った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...奇々怪々な浮説が云い囃された...
吉川英治 「源頼朝」
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