...U君は早くもその日のうちにまたまた奇々怪々な出来事にぶつかっているのである...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...もともと奇々怪々なる風景を呈していたが...
海野十三 「生きている腸」
...全く奇々怪々な話なんだから...
海野十三 「火葬国風景」
...実に前代未聞の奇々怪々なる事件ですな」と...
海野十三 「すり替え怪画」
...奇々怪々な光景が悪夢(あくむ)のように眼に映ります...
海野十三 「赤外線男」
...その翌日からこの矢追村に突然姿を現した奇々怪々なる幽霊事件について...
海野十三 「地球盗難」
...まことに奇々怪々なる御力を持たれたお姫さまのように...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...蠅男が過去にも未来にも絶するそのような奇々怪々なる人間だとは...
海野十三 「蠅男」
...この奇々怪々な謎だけは...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...奇々怪々な作品を書く人はみんな善良な男らしい...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...彼が奇々怪々なる魔術をもって幻出したる武備の妖星は忽然(こつぜん)としてその光を失うやもとより論をまたざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...奇々怪々な事がありやした」「又...
直木三十五 「南国太平記」
...奇々怪々な大佐の言葉に...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...どんなに奇々怪々な物語を――たとえば「黒猫」とか「蛾」のような物語をかいても...
平林初之輔 「愛読作家についての断片」
...リアリストとロマンティシズムの奇々怪々な混乱においても...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...況(いわ)んやステーション・ホテルでボーイに金を呉れて十四号室へ案内をさせてから後(のち)の奇々怪々な行動を見たら...
夢野久作 「暗黒公使」
...奇々怪々な精神科学の学理原則の活躍が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...奇々怪々な浮説が云い囃された...
吉川英治 「源頼朝」
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