...便(すなわ)ち左右より船を夾(はさ)みて繞(めぐ)り戦う...
芥川龍之介 「金将軍」
...家庭的なものの方が寧ろ不純物の夾雑する憂なく...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...背中にピタリとついている夾襖(あわせ)の上に...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...月は夾鐘に踵(あた)り三...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...奔湍を夾んで矗立し...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...夾竹桃などめずらしいのです...
太宰治 「めくら草紙」
...・涼しい風人形がころげる・泳ぎつかれてみんな水瓜をかゝえ・夾竹桃...
種田山頭火 「行乞記」
......
種田山頭火 「其中日記」
...濠の堤の夾竹桃の赤い花が風に揺れている...
外村繁 「日を愛しむ」
...眼の映像を夾雑物なく鮮明に浮き出させるのは...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...なお夾雑物を除去すれば...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...老松枝を夾んで之をめぐる...
長塚節 「草津行」
...長へに勇壯の氣を夾かにす...
長塚節 「草津行」
...夾竹桃や柘榴が植わった青や白の陶器の大鉢が並んでいる...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
......
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
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久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...卵を夾む物あるは女子にあらずして何ぞ〉...
南方熊楠 「十二支考」
...蘇敬以後の文は此中に夾雑して居らぬのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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