...彼女の失心が心配だ...
...彼は怒りによって失心してしまった...
...失恋した彼は失心してしまったようだ...
...彼はあまりのストレスに失心してしまった...
...失心状態で大暴れした男性が逮捕された...
...失心してしまったかも知れなかった...
芥川龍之介 「影」
...黒焦(こ)げになった幹をくねらせて失心状態をつづけている...
海野十三 「海底都市」
...爺さんは失心(しっしん)せんばかりに駭(おどろ)いた...
海野十三 「疑問の金塊」
...彼女は失心(しっしん)からやっと気がついた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...ジュリアはまた失心してしまったのだった...
海野十三 「恐怖の口笛」
...失心(しっしん)の一歩手前でこらえていた...
海野十三 「金属人間」
...失心(しっしん)する者が多かった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...失心(しっしん)させたことも話した...
海野十三 「空中墳墓」
...肘掛椅子の上に失心してしまった...
海野十三 「すり替え怪画」
...失心(うつけ)なる『今(いま)』になづみて...
薄田淳介 「白羊宮」
...数度の失心ののち...
谷譲次 「踊る地平線」
...失心して室(へや)の中に倒れたかった...
夏目漱石 「それから」
...興行主は断食芸人が失心したようにうとうとしているあいだにその口に少しばかり流しこんだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...失心したふうで、「家の中でもないこんな所で自分は死ぬ運命なんだろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いよいよそれを聞く身になった姫君たちは失心したようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三日は失心したようになっておいでになったため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幽鬼が自分を伴って行った時は失心状態であったから何も知らなかったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もう悉(ことごと)く失心の姿である...
吉川英治 「新・水滸伝」
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