...罪悪なるものの存在しない為に懲罰と云う意味も失われるから...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...やむを得ず行われるらしいこの競争によって無益に失われる莫大な費用を製品の向上に向けられたなら...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...たちまち御得意の信用は失われるものであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...面白さ楽しさのほとんど大半が失われると言っていい...
高見順 「如何なる星の下に」
...これの失われる時はその民族が解消する時である...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...歴史の車輪を逆転する立場に於ては之に反して性格が失われる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...政治的変革の一つの動力としての意義は完全に見失われる...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...自然の本質と呼ぶ動機すら見失われるであろう...
戸坂潤 「性格としての空間」
...そこには行為的直観が失われるとすら考えられる...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...劇的な展開もゆとりもふくらみも余情も失われる...
野村胡堂 「楽聖物語」
...無数の人間が失われる滅亡の階段ってのよ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...現在では失われるに違いない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...実に蔵書家の大敵でこの微虫のためにどれ程貴重な資料が失われるか料り知るべからずと言うものだ...
牧野富太郎 「植物記」
...その要素はいろいろな愛情を未熟に熱烈にひとっかたまりにぶつけていたものが失われると思いこんでいるから苦しいのであるし...
宮本百合子 「雨の昼」
...彼の「天衣無縫」さは彼から失われるだろう...
三好十郎 「恐怖の季節」
...基本目的が失われる危険がある...
矢部貞治 「政治学入門」
...またその享楽の失われる悲哀に対しても鋭い感受性を持ったのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...無仏性というときにも失われるのではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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