...また最も精微なものが失われる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...私はそこに自分の生きる場所の失われるのを感じないではいられない...
上田広 「指導物語」
...伯爵の身がらは失われるであろうことが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...集団生活に最も大切な協力一致が失われるのであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...歴史の車輪を逆転する立場に於ては之に反して性格が失われる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...併し吾々が得た方法概念の優れたる性格――学問性の性格・又生活原理としての――は失われる...
戸坂潤 「科学方法論」
...政治的変革の一つの動力としての意義は完全に見失われる...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...自然の本質と呼ぶ動機すら見失われるであろう...
戸坂潤 「性格としての空間」
...あのしっとりと落着いた気品は失われる...
外村繁 「澪標」
...現実の意識が失われる時間の一つであり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...戦争で失われる人口はより多いであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...生の享受がはじまるや否や直ちにそれが失われる時...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...けだしこれを繰返せばそれにその力を与えた性質が失われるからである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その要素はいろいろな愛情を未熟に熱烈にひとっかたまりにぶつけていたものが失われると思いこんでいるから苦しいのであるし...
宮本百合子 「雨の昼」
...よろこばしさの失われることのない物語です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おとなしいと云う所が失われる...
森鴎外 「雁」
...道は失われるままになるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...また富が実際に失われるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索