...そうしてその際に高熱は消失するので以前のと同種の新しい遊星系が形成される...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ある一定量のエネルギー(たとえば仕事としての)が消失すると同時に必ず同一量がある他の形で(たとえば熱として)現われるということが実証されてからこそはじめて...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...安全をも失することに候わん...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ガンジーの例はやや当を失する嫌いなきにあらざるも...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その不自然な強調によって「個々の女」は消失する代わりに「抽象された女それ自体」が出現するであろう...
寺田寅彦 「生ける人形」
...礼を失する外に多分あまり意味がないだろうが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一青年が国民的光栄をになってる人々にたいしてあえて敬意を失することは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは一見遅きに失するようであるが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その解釈者あるいは亜流によってみずからその正当なる意味の理解を失すること...
中井正一 「絵画の不安」
...それがために時機を失するようなことになっては残念」「そうでございましたか...
中里介山 「大菩薩峠」
...茫々然(ぼうぼうぜん)として自失するの思いです...
中里介山 「大菩薩峠」
...革新の時機を失する不幸に比ぶれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて散り菊の章に移って静かに消失するのである...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...少しく比例を失するの極...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...出したハガキが途中で紛失する例は再三ならずあるのです...
原民喜 「書簡」
...おそらく一七七〇年の数が過大に失するのであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...所詮(しょせん)官費留学生になれない僕がこの機会を失すると...
森鴎外 「雁」
...問題はその生産費以上に出ずるその価格超過が減少し消失するか否か...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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