...その際に消失する回転のエネルギーの一部は...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...もとよりこの補足物の消失とともに消失する...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...私は友人に礼を失することなど忘れてしまつて...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...焼失するに依りてなり...
太宰治 「右大臣実朝」
...革命家の資格一半を消失すればなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...自分の唯一の性格である所の知能を喪失するのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...しかし隠語という語をそういう風に解釈するのは余り広義に失するものであって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さすがの我も聊(いささ)か疲労しかつはまたこの上強(し)ひんには礼を失するに至らん事を虞(おそ)れせめてわが芝居道熱心の微衷(びちゅう)をだに開陳し置かばまた何かの折宿望を達するよすがにもなるべしと長々しき論文一篇を草しそつと玄関の敷台に差置きて立ち去りぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...河村さんに対して敬意を失するような冗談は云えた義理のものでない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...かえって理想を失する輩(やから)が多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...ほとんど喪失するようになっていた...
火野葦平 「花と龍」
...ややもすればその脚を失するの恐れあるべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...また語句佶屈に失すれどもその趣向は殆んど俳諧の骨髄を得たる者もあり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...ややもすれば精査を経ずに散佚亡失するようでは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...逆にそういう感覚を喪失することの致命性が分るのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...是は蚤(はや)きに失する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万年筆を二月に一本の割で紛失するなぞは誇るに足らない...
森於菟 「放心教授」
...マルサス氏は次の推論においても正鵠を得ているであろうか? すなわち分量の超過が減少し消失するであろうから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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