...彼は夭死した。 (彼は若くして死んだ。)...
...夭死率が高い国でもある...
...夭死は遺伝することがある...
...私の祖父も夭死してしまった...
...夭死の原因は様々だ...
...厠(かわや)と井戸の接近したような家に夭死する人が続出したり...
井上円了 「おばけの正体」
...夭死者(ようししゃ)の続出を免れぬのであったが...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...自分は夭死(ようし)するのだなと思った事はあったが...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...夭死と云う事が、何だか一種の美しい事のような心持がしたし、またその時考えていた死と云うものは、有が無になるような大事件ではなく、ただ花が散ってその代りに若葉の出るようなほんのちょっとした変り目で、人が死んでも心はそこらの野の花になって咲いているような事を考えていた...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...就職後間もなく誰かから自分の前任者が二人まで夭死(ようし)をしたこと...
寺田寅彦 「KからQまで」
...この不良と目された不幸な青年も夭死(ようし)してとくの昔になくなったが...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...まだ中学生の時代に夭死(ようし)した...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...年取って薄倖(はっこう)な亮(りょう)の母すらも「亮は夭死(ようし)はしたが...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...芳は夭死(ようし)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...妻を失つた翌々年自分も到頭夭死をしたが...
内藤湖南 「藏書家の話」
...三十一歳で夭死(わかじに)をさせた後の爛熟(らんじゅく)しきった若い未亡人の乱行...
中里介山 「大菩薩峠」
...存外夭死(わかじに)だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...小娘の夭死したのには...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...あまつさへその若い生涯の殆んど全部を不治の病床生活に終つて寂しく夭死して仕舞つた無名の天才画家のことを考へると...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...不幸夭死の父につゞきて...
一葉 「暗夜」
...兄さんのやうに夭死(わかじに)をしちや大變だから...
正宗白鳥 「假面」
...夭死...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...もっとも運が悪くて夭死(わかじ)にしたために...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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