...「秀吉の太閤記」という著作がある...
...けれどもそれは明らかに絵本太閤記の主人公たる伝説的人物の力である...
芥川龍之介 「僻見」
...暇な時にはよく太閤記や義経や...
石川啄木 「天鵞絨」
...太閤記は又云う、「此謀反之事、虚共実共終(つひ)にしれずして、方々におゐて自害有し人々、一人も及二白状一、某は不レ存、かれは存知たると云人もなく、ぬれ衣(ぎぬ)を着て旅に赴きぬる事、宿業(しゆくごふ)の程あさましと観念し終にけり、あはれなりし事共なり」と...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...それで毎日毎晩太閤記十段目をやつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...太閤記十段目だけは一寸語れますが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...太閤記の講釈で聞いているところだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを秀吉が高台から見下ろして豪快がったという悲壮な物語は太閤記で読んだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...夢中で読んだ太閤記や水滸伝に...
野村胡堂 「胡堂百話」
...川口松太郎作 ちょんまげローマンス 新婚太閤記三...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一時すぎから川口の演出で「新婚太閤記」一つもセリフが入ってゐないで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「新婚太閤記」ってもの...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...太閤記の浄瑠璃(じょうるり)で...
夢野久作 「少女地獄」
...自分の近著「太閤記」を課題として...
吉川英治 「折々の記」
...私の太閤記を歌舞伎座で上演するとなつた前後などは...
吉川英治 「折々の記」
...ひとり秀吉だけの行動を主とする太閤記でもありたくなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...かつての太閤記作家もみな...
吉川英治 「新書太閤記」
...居所と作品の宿縁を考えてみると、短篇は措(お)いて、自分のこれまでの長いものでは、宮本武蔵、太閤記などは、赤坂表町に住んでいたころに書き、親鸞は芝公園で、三国志はその両方で、そしてどれも、旅先の仮の机で書いた部分がだいぶある...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「新書太閤記」等のほか随筆数篇を各誌に...
吉川英治 「年譜」
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