...四つも合はせた程の太綱(ふとつな)だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...太綱(ふとづな)であごをしばった...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...玉の輪と捲ける太綱は...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...太綱のたゆることなく...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...をみな子のその丈長の黒髪を斷ちて結びし太綱ぞこれ冬の夜いちしばの林がうれに...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...太綱かけ伐りきといへば...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...梁(はり)から斜めに走る太綱を睨(にら)んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梁(はり)から斜(なゝめ)に走る太綱を睨んて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...船具に使ふ太綱(ふとづな)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佐久間町の一角を占める店構への、その横の路地を入つて、五六間行くと裏口があつて、頑丈な板塀越しに延びた、この邊では名物の巨大な松の木の、塀の外にヌツと出た高い枝に、これは見事、羽織に包んだ澤庵石の十貫目もありさうなのが、澁引きの太綱で、頭上三四尺のところにブラ下がつて居るではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...常太綱」であつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...太綱を解いてしらべてみた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...その太綱(ふとづな)を手繰(たぐ)って...
吉川英治 「上杉謙信」
...左馬介が、太刀を抜いて、太綱を切ると、ばしゃッと、水面を打ったそれが、大きな弧を描いて、一方へ流れた...
吉川英治 「上杉謙信」
...また太綱(ふとづな)をもって扶けなどして...
吉川英治 「三国志」
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