...その言動は太甚だ...
...彼女は太甚に悲しんでいた...
...あなたは太甚に心配しなくても大丈夫です...
...太甚に食べると健康に悪いですよ...
...彼の優しさには太甚に感謝している...
...老而倍太甚...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...何とも了解(わか)らぬやうな太甚(はなはだ)しい田舎訛(ゐなかなまり)で...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...しかも歴史習慣を太甚(はなはだ)しく重んずる山中の村――この故郷を離るゝ事が出来ぬ運命を有して居た」と思ふと...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...彼らが太甚(はなは)だ相類するを認め...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何ぞ數々として我れを累はすの太甚しきやと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て衆人に一驚を喫せしめて自ら喜びたること是れなり何ぞ其れポンチ畫中の滑稽人物に近きの太甚しきや斯くの如き風采は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ嫉妬以外に何物をも包藏せざるを見る太甚いかな...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...軟化したりと笑へり太甚しきは彼れを嘲つて主義と利福を交換したりといひ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ内閣一日の姑息を謀らむとす何ぞ其の老ゆるの太甚しきや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...亦閣下より太甚しきものあらじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...太甚しきは憲法の一部を中止す可しと唱へたる黒田伯の如き妄論家すらありたるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の無稽無謀の太甚しき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何ぞ数々として我れを累はすの太甚しきやと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...太甚しきは彼れを以て華族中の壮士と為すものありき然り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ嫉妬以外に何物をも包蔵せざるを見る太甚いかな...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...之を置くの可否を論ずるに至りては事理を解せざるの太甚(はなはだ)しき者也...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...然りと雖も彼が酒を嗜む太甚(はなはだ)しきに至りし所以のもの実に其父を喪ひたる無限の憂愁を散ぜんとするに由る...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...長崎は淫風の極めて太甚(はなはだ)しき地なり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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