...「刀の太刀先が錆びてしまった」...
...「競争において先手をとるということは太刀先を押さえること」...
...「販売業界において、顧客ニーズをいち早く掴んだ企業が太刀先を制する」...
...「自分の行動が部下たちの太刀先となるよう心がけた」...
...「社会の変化の太刀先となるような提案が求められる」...
...御胸に迫っていた太刀先さえ...
芥川龍之介 「邪宗門」
...――そう云う感情の高低(こうてい)は徒(いたずら)に彼の太刀先(たちさき)を鈍(にぶ)らせる役に立つばかりだった...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...さあ小机源八郎の闇夜の太刀先を受けて見ろっ」「いくらでも受けるが...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...机竜之助の音無しの太刀先(たちさき)に向っては...
中里介山 「大菩薩峠」
...兄はあなた様の太刀先(たちさき)に刃向(はむか)う腕はないと...
中里介山 「大菩薩峠」
...文之丞が突いた捨身(すてみ)の太刀先(たちさき)には...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬はこんなジリジリした太刀先に立つのがいやになった...
中里介山 「大菩薩峠」
...鬼神も避け難き太刀先が現われて来るので...
中里介山 「大菩薩峠」
...目に見えないほどずつ竜之助の太刀先が進む...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただこの太刀先に柄(つか)も拳(こぶし)も我が身も魂も打込めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...気象の烈しいことが太刀先に現われて...
中里介山 「大菩薩峠」
...吾がうちし太刀先は巨人の盾を斜(ななめ)に斫(き)って戞(かつ)と鳴るのみ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...その太刀先は僅かに外れました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それらの太刀先や振舞ひの間から真に新奇な型を発見して之を奥義の巻物のうちに加へるといふのが代々の当主の役目として掟となつてゐる...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...ただに太刀先ばかりではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...太刀先三寸の下をかわして...
吉川英治 「剣難女難」
...はや一太刀先へ揮(ふ)りこんだので...
吉川英治 「剣の四君子」
...「軽いっ――太刀先ではないっ――肚(はら)っ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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