...無理には云はないよと云つた太々しさで...
林芙美子 「朝夕」
...何ものにもとんちやくしない太々しさで...
林芙美子 「浮雲」
...自分だけが苦労をして戻つたやうな太々しさでゐる直吉に対して大きな不満があつた...
林芙美子 「瀑布」
...この女から締め殺してやりたい太々しさになつた...
林芙美子 「瀑布」
...太々しさのようにも見えた...
火野葦平 「花と龍」
...太々しさのようなものが漲っていた...
火野葦平 「花と龍」
...春風に嬲(なぶ)らせてゆく面構えのどこかには「……ままよ」といったふうな地蔵あばたの太々しさが...
吉川英治 「私本太平記」
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