...六丈上方に天険を控えて待構えている...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...馬の背(せ)の天険(てんけん)をたのみてこゝに住居し耕作(かうさく)をもしたるが...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...澗(たに)によるの天険を択(えら)び...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...今は空しく超うべからざるの天険(てんけん)となりぬ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...甲府は天険であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...武田家にはさすがに勇士がある、天険がある、この天険あり勇士あってついに亡びたのは天運ぜひもなし」「いかにも、武田家の武略には東照権現も心から敬服しておられた...
中里介山 「大菩薩峠」
...天険(てんけん)によって四方を攻略すること...
中里介山 「大菩薩峠」
...おのおの天険と地の利を説いて相譲らないらしいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲州の天険をほぼ究(きわ)めつくしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで城だけが天険無双の構えとなって独立自給のできる仕掛になっている――見かけから言っても...
中里介山 「大菩薩峠」
...指一本指させぬ天険に隠れておるけに...
夢野久作 「名君忠之」
...天険に人工を加えた陸の要塞(ようさい)港である...
吉川英治 「上杉謙信」
...何しろ笠置の天険だ...
吉川英治 「私本太平記」
...ここの地勢は天険なのだが...
吉川英治 「私本太平記」
...ここの天険に軍船の配置をする場合のため...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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