...「狩野と菅と三人で叡山へ登った事と菅の案内で相国寺や妙心寺や天竜寺などを観に行った位のものです...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...天竜寺(てんりゅうじ)の庭を見る...
谷崎潤一郎 「鍵」
...天竜寺の北の竹藪(たけやぶ)の中の径(こみち)を...
谷崎潤一郎 「細雪」
...かくて佐助は晩年に及び嗣子(しし)も妻妾(さいしょう)もなく門弟達に看護されつつ明治四十年十月十四日光誉春琴恵照禅定尼の祥月命日(しょうつきめいにち)に八十三歳と云う高齢(こうれい)で死んだ察する所二十一年も孤独で生きていた間に在りし日の春琴とは全く違った春琴を作り上げいよいよ鮮(あざや)かにその姿を見ていたであろう佐助が自ら眼を突いた話を天竜寺(てんりゅうじ)の峩山和尚(がさんおしょう)が聞いて...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...ドチラへも六十里というところよ」「そんなことも聞いている」「その小天竜と中の町の間に大きな寺があらあ」「なるほど」「天竜寺という名前だけは知っていらあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その天竜寺という寺へよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...天竜寺の一件はどうしたい」腰を落着けて飲んでいたがんりき...
中里介山 「大菩薩峠」
...天竜寺の前芸(まえげい)にひとつこなしてみようじゃねえか」「そいつもよかろう」「それでは籤(くじ)だ」がんりきは早速...
中里介山 「大菩薩峠」
...物にしなくちゃならねえ」「天竜寺の方は...
中里介山 「大菩薩峠」
...がんりきや七兵衛がめざして来た天竜寺でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...天竜寺へ参詣と見せて籠抜(かごぬ)けだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...遊行上人もまた天竜寺を出でて東へ下りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...次のような一条の物語を語って聞かせてくれました――天竜寺に...
中里介山 「大菩薩峠」
...天竜寺の和尚とやらの手許の金であったというではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...天竜寺(てんりゅうじ)の門前を左へ折れれば釈迦堂(しゃかどう)で右へ曲れば渡月橋(とげつきょう)である...
夏目漱石 「虞美人草」
...天竜寺の峨山和尚に就いて参禅し多少得る処があつた様であるから...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...天竜寺には斎の墓があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...餞別(せんべつ)として詩歌(しいか)を贈られ候(そろ)人々は烏丸大納言資慶(からすまるだいなごんすけよし)卿、裏松宰相資清(うらまつさいしょうすけきよ)卿、大徳寺清巌和尚、南禅寺、妙心寺、天竜寺、相国寺、建仁寺、東福寺並(なら)びに南都興福寺の長老達に候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
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