...また聡明そのもののような天稟(てんぴん)でした...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...伝は続けて曰く「けだし負傷は軽微(けいび)にして天稟(てんぴん)の美貌をほとんど損ずることなかりき...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...貴重な天稟(てんぴん)であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われわれの天稟(てんぴん)の精神が自己を肯定するのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...元來は書に就ては天稟の技倆のある支那人は...
内藤湖南 「北派の書論」
...天稟の体へ絵の具を注ぎ込む迄になつた...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...そして茲にこそ氏の作家(さくか)として天稟(てんびん)の素質(そしつ)の尊さがあるのでせう...
南部修太郎 「三作家に就ての感想」
...天稟(てんぴん)の妙を得たガラッ八ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その温和柔順の天稟(てんぴん)をもって朝夕英国の教師に親炙(しんしゃ)し...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...これに加うるに手工細技(さいぎ)に天稟(てんりん)の妙を有する我が国女工を以てす...
福田英子 「妾の半生涯」
...天稟(てんぴん)とは言ひながら老熟の致す所ならん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...解剖した屍體を舊(もと)の如く縫合はせる手際と謂ツたら眞個(まつたく)天稟(てんぴん)で...
三島霜川 「解剖室」
...お前にはまだまだ光の出きらない天稟(てんぴん)がある...
吉川英治 「剣難女難」
...兵庫の天稟(てんぴん)の才を愛したのである...
吉川英治 「剣の四君子」
...決して天稟(てんぴん)だけのものではない...
吉川英治 「剣の四君子」
...汝の侍く曹丕などとは天稟(てんぴん)がちがう...
吉川英治 「三国志」
...天稟(てんぴん)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その天稟(てんぴん)を認めてきた...
吉川英治 「親鸞」
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