...天秤棒を使って化学天秤の載せ物を確認すると、誤差を少なくすることができる...
...そこで天秤棒を使って図102のように二人の男がそれを運搬する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それを長い天秤棒の両端にしばりつけて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの創立者は天秤棒のさかな屋からわが國有數の御用商人になつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...天秤棒(てんびんぼう)...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...相變らず天秤棒を肩に『今日は魚はよございますか』『ニロギ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...買って戻(もど)った天秤棒で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...天秤棒(てんびんぼう)の下にはさんで出かける...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...天秤棒をギシギシ言わせながら...
徳永直 「こんにゃく売り」
...天秤棒をキシませながら...
徳永直 「こんにゃく売り」
...彼は黙って私の桶(おけ)や天秤棒(てんびんぼう)をなおしてくれ...
徳永直 「こんにゃく売り」
...天秤棒の上に腰を下ろすと...
徳永直 「麦の芽」
...女の足もとには天秤棒を横へた梨籃が置いてあつて大きな梨が堆く積んである...
長塚節 「佐渡が島」
...明日(あした)天秤棒(てんびんぼう)檐(かつ)いで出(で)る支障(さはり)にならあ」剽輕(へうきん)な相手(あひて)は思(おも)ひ出(だ)したやうにいつた...
長塚節 「土」
...君も覚えているかも知れんが僕等の五六歳の時までは女の子を唐茄子(とうなす)のように籠(かご)へ入れて天秤棒(てんびんぼう)で担(かつ)いで売ってあるいたもんだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...安く負けておくから買っておくんなさいと云いながら天秤棒(てんびんぼう)をおろして汗を拭(ふ)いているのさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...小僧さんが天秤棒(てんびんぼう)が撓(たわ)むほど...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...天秤棒(てんびんぼう)で担(かつ)いでやって来た...
山本周五郎 「青べか物語」
...天秤棒は細手の、飴色(あめいろ)に磨(みが)きこんだ、特別製のようであり、手桶は杉(すぎ)の柾目(まさめ)で、銅(あか)の箍(たが)がかかっていた...
山本周五郎 「青べか物語」
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