...生命(いのち)をおとしたものが一人もないのはまったく天祐(てんゆう)であった...
海野十三 「大空魔艦」
...私はまたここに天祐の上の天祐を感じ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...天祐というより外にはないであろう...
中谷宇吉郎 「冬ごもり」
...これからもう君の天祐(てんゆう)は信用しないよ」「二百十日だったから悪るかった」「そうして山の中で芝居染(しばいじ)みた事を云ってさ」「ハハハハしかしあの時は大いに感服して...
夏目漱石 「二百十日」
...之(これ)を天祐(てんゆう)という」幸(さいわい)に天祐を享(う)けたる吾輩が一生懸命餅の魔と戦っていると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...紫野大徳寺の天祐和尚(てんゆうおしょう)が京都から下向(げこう)する...
森鴎外 「阿部一族」
...まだ逗留(とうりゅう)している天祐和尚にすがることにした...
森鴎外 「阿部一族」
...天祐和尚の逗留中に権兵衛のことを沙汰したらきっと助命を請われるに違いない...
森鴎外 「阿部一族」
...天祐和尚が熊本を立つや否や...
森鴎外 「阿部一族」
...……しかし幸いに天祐を得ましてこの奸悪団体を二重橋橋下に殲滅(せんめつ)しまして...
夢野久作 「暗黒公使」
...家の中の品物が一つも動かしてなかったのが非常な天祐であった...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...僧正の位を持っているという老牧師に天祐を祈ってもらったり...
夢野久作 「霊感!」
...天祐(てんゆう)か...
吉川英治 「篝火の女」
...きっとさがしあててごらんにいれます」「こりゃ天祐(てんゆう)だ! そちにその間道(かんどう)がわかるとならば...
吉川英治 「神州天馬侠」
...天祐(てんゆう)を祈(いの)っているのほかございませぬ」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かさねがさねの天祐(てんゆう)を蒙(こうむ)っている...
吉川英治 「新・水滸伝」
......
吉川英治 「新・水滸伝」
...これを天祐(てんゆう)といわずして何ぞや...
吉川英治 「親鸞」
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