...雪を観(み)て楽(たのし)む人の繁花(はんくわ)の暖地(だんち)に生(うまれ)たる天幸を羨(うらやま)ざらんや...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...前(まへ)にいへる何村(なにむら)の人の不幸(ふかう)に比(くらぶ)れば万死に一生をえられたる天幸(てんかう)といひつべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これをおもへば繁栄豊腴(はんえいほういゆ)の大都会(たいとくわい)に住(すみ)て年々(ねん/\)歳々(せい/\)梅柳(ばいりう)※色(ぜんしよく)の春を楽(たのし)む事実(じつ)に天幸(てんかう)の人といふべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...万古不朽(ばんこふきう)の洪福(こうふく)を保(たも)つ奇妙不思議(ふしぎ)の天幸なれば...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...大日本に永世疆(かぎ)り無き天幸を得て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...逝(ゆ)く人に留(とど)まる人に来(きた)る雁(かり)考えると余が無事に東京まで帰れたのは天幸(てんこう)である...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ところが天幸にも一番に彼女を啖わんと近づき寄ったのが...
南方熊楠 「十二支考」
...その癖我邦は寒帯から熱帯に跨(また)がっていて何の菓物でも出来ぬ事はない天幸(てんこう)の国です...
村井弦斎 「食道楽」
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