...彼女は音楽の天分がある...
...彼には数学の天分があった...
...彼の天分を生かした仕事に就くことができた...
...天分さえあれば努力は後からついてくると言われている...
...彼女はスポーツの天分に恵まれている...
...實際天分に對する神經過敏なる顧慮を缺くことは第一流の天才に共通なる特徴のやうに思はれる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...しかし自己の天分と力と「成長」とを不斷の意識として...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして天分の大なる者と小なる者と...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...俺が天才の自覺から出發せずに人間の自覺から出發することは少しも俺の天分を損ふ所以にはならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...超独逸人的に驚く可き程の素晴らしい天分とを有つてゐた点に於て...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...その天分を発揮することができず...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...そうしてこの大政治家の能力と独創的天分とに感服すると同時に...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...最も天分に富んだ詩人らは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われは唯自(みずか)らおのれを省みて心ならずも暗く淋しき日を送りつつしかも騒(さわが)し気(げ)に嘆(なげ)かず憤(いきどお)らず悠々として天分に安んぜんとする支那の隠者の如きを崇拝すといふのみ...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...父の竜之助の優れた天分の人であることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その他いろんな天分を兼ね具えながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...詩の天分は、エミリーが最も優れてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...俺には俺の天分があるんだ...
牧野信一 「明るく・暗く」
...その長男の英介は数学の天分が桁外れに抜群で...
牧野信一 「淡雪」
...ローリイが帰っていってから、エミイは、「ローリイは、なんでもできる方なの?」と、いうと、おかあさんが、「教育もあり、天分もあるから、かわいがられて、増長しなければ、りっぱな方におなりでしょう...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...二の宮は今からそうした天分を持たれるようだから」このお言葉を明石(あかし)夫人は自身の名誉であるように涙ぐんで側聞(かたえぎ)きをしていたのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして天分相応な...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼の天分は別な面にあって実戦場ではむしろ狡将(こうしょう)と呼ぶべき方の者だろう...
吉川英治 「私本太平記」
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