...彼女は音楽の天分がある...
...彼には数学の天分があった...
...彼の天分を生かした仕事に就くことができた...
...天分さえあれば努力は後からついてくると言われている...
...彼女はスポーツの天分に恵まれている...
...つまりこの幼い頃からの彼の天分がそういう処(ところ)に現れていたのにちがいないのです...
石原純 「ジェームズ・ワット」
...ユーリウスは音楽の天分を持っております...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...不仕合せに藝術の世界に生れ合はせてきた天分のない一人の男と女が...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...すべて芸術はなによりも天分が問題です...
辻潤 「蒼馬を見たり」
...傾向を其の天分に發見せざりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は男性的気象を以て其謹慎の天分を包めるを異りとするのみ則ち彼は三条岩倉二公を調和したる資質を具へ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...二人とも天分が豊かであったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天分もかなりあるしするから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...己(おの)れの天分を順当に発達さえさせてくれたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべてな、与八、物がその土地の名物とまでなるには、その土地に備わる天分というものがあって、最初にその種を蒔(ま)いた人は、よくその天分と、地味とを見分け、その後、代々容易ならん苦心が積み重なって、ようやく名物となるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども動機行為の権は全く自己の天分から湧(わ)いて出るより外に道はないと信じた...
夏目漱石 「それから」
...芸術家としての天分と生活の意義とを見出したのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ほとんど作者の天分にあることで...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...又自らの天分を高く評価して居られたのが他との相違である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...たとえば江戸川君のごとき一般に作家として優れた天分をもっていながら...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...その天分は最も鋭いむちなのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...源氏の大臣がだれよりもすぐれた天分を持っていらっしゃりながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして天分相応な...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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